罠の種類とネズミの大きさの関係

罠の種類とネズミの大きさの関係 罠の種類とネズミの大きさの関係

我が家の周辺は古い家が多く、さらに道幅が狭いので住宅と住宅が近い。つまり、ネズミに好まれる環境です

ネズミのテリトリーはだいたい「向こう三軒両隣」くらいなので、住宅同士が近いとネズミが行き来してしまうようです。

うちがいくら頑張って家に入られないようにしても、庭をネズミが通るのまでは阻止できない状況です。

なので庭や通路など家の外周をおネズミさんがよくお通りになられるので、我が家の周囲で、人目がつかない場所に罠をかけてあります。

ネズミさんは、たまにまんまと罠にかかってくれるのですが、ずっと不思議だったことがあります。

それは罠によって、かかったネズミの大きさに違いがあること。

どうも使う罠によって捕獲するネズミの大きさが違うんです。

※ちなみに、我が家の近所周辺のネズミは全部クマネズミですので、今回の話はクマネズミでのケースと思ってください。

 

なぜ罠の種類によって捕れるネズミの大きさが違うのか

なぜ、罠によってかかるネズミの大きさが決まってしまうのでしょうか?

筒状の罠。
これはネズミに学習されにくい罠です。ブリキでできているのでネズミが罠に入った姿は仲間には見られませんし、粘着シート罠のように泣き叫ぶこともしないからです。

なのにこの筒状の罠には大きなネズミはかかったことがありません。まあ、筒の大きさからして限界はありますので、これは仕方のないことです。

粘着シート罠。
基本的にこの罠は、ネズミが罠にかかるとキーキー鳴いて危険を仲間に知らせてしまうので、ネズミが「これは危険なもの、近寄るな!」と学習してしまいがちです。

もがき苦しんでいる姿も仲間に丸見えです。

従って、経験豊かな大きなネズミはまずこの罠にはかかりません。

では籠罠ではどうでしょうか?

籠罠も中に捕えられてしまったネズミの姿、しかも大抵はしっぽが扉に挟まって痛そうになってますので、暴れた形跡があります。カゴなので当然、仲間から丸見えです。

やはり粘着シート罠と同じように学習されてしまいます。

ですが、この籠罠にはなぜか、いつもそこそこの大きさのネズミがかかるのです。

これは矛盾していませんか?
両方とも仲間に学習されてしまう点では同じなのです。

私が使用しているネズミ罠の種類

私が使うのは「粘着シート罠」「筒状の罠」「籠罠」3種類です。

これらを同時に、あるいは切り替えて使っています。

粘着シート罠

「粘着シート罠」には極小~中くらいのネズミがかかる

ゴキブリホイホイのネズミ版といったところでしょうか?
トリモチの付いた面を上にして、ネズミの通り道に置いておくと、ネズミがくっついて捕れるという罠です。

この罠の優れたところは、ネズミを処分するときは、折りたたんでゴミ袋に入れもえるゴミとして出すだけという優れもので。便利なのでプロもアマもネズミ駆除で一番使われている罠です。

この粘着シート、1匹だけ大物がかかったことはあるのですが、それは例外で、かかるのは経験が浅い子ネズミから中ネズミがほとんどです。

筒状の罠

チュートルマン
「筒状の罠」は小~中サイズのネズミがかかる

筒状の罠はいくつかありますが、私が使ってるものは「チュートルマン」という商品名で普通にホームセンターやネットで購入できます。

トンネル状なので、ネズミに警戒されにくい形になっています。ネズミが中に入ると両方の扉が落ちるという単純な構造です。

この罠は、ネズミが筒状のものの中に入る習性を利用しているため、ただ置いておくだけネズミが捕れます。

この罠には、基本的に小~中サイズのネズミがかかることが多く、大きめのネズミはあまりかかりません。

籠罠

籠罠

「籠罠」は大きいサイズのネズミがかかる

これが私が使ってるの罠と同じタイプです。
餌をぶら下げて置いて、それに触ると扉がバネで落ちるという仕組みです。

初めてネズミがかかってるのを見た時は、本当にびっくりでした! カゴの中にパンパンになってるようなビックサイズのネズミが入っていたのです!
しっぽ抜きで20cmくらい、ドブネズミじゃないか疑ったくらいの大きくて太ったクマネズミでした。
ボスねずみだったのでしょうか?

それと共に、こんなに大きなネズミが家の周りを闊歩していたのか!という驚きでいっぱいでした。

それ以降も、このカゴ罠には大抵、中型よりも大きめのネズミがかかることが多いようです。

籠罠は大物ネズミがかかる理由

籠罠だけに大物がかかるという疑問はずっと不思議でした。

この3種類の罠で、決定的に違いがあることがあります。

それはです!
この中で餌を仕掛けるのは籠罠だけなのです。

幻冬舎:山﨑 收一著「捕獲具開発と驚くべきネズミの習性」という本があります。

幻冬舎:山﨑 收一著「捕獲具開発と驚くべきネズミの習性」

これはネズミ駆除の会社の方が捕獲具を開発する上で、ねずみを観察して書かれた読み物です。
ネズミに困ったことのある方なら、かなり興味深い内容でおすすめの本です。

山﨑さんが行った観察のひとつに「豊富な餌が入った怪しい箱が餌場に現れた時の家族集団の行動」というのがありました。

クマネズミがいるところに、パンをたくさん設置したところ、ネズミはすぐに群がると予想したのですが、どうもそうではありませんでした。

なんと6時間もかけてやっと「1匹の勇気のあるネズミ」がチャレンジして餌に手を付けたのです。

それはそのネズミ集団の中でも大きな個体でした。

つまり「勇気のある大きな個体」こそが籠罠に捕まってしまうネズミのではないでしょうか。

豊富な餌があっても、親のチェックが済むまでは子は不用意な行動をしない。そんなルールが集団内にあるような気がしている。

幻冬舎:山﨑 收一著「捕獲具開発と驚くべきネズミの習性」

これで私の疑問が解けた気がします。

私がしかける籠罠には罠の中に、食パンの耳やキャットフードを入れていたのですが、量がいつも多めでした。

ねずみは見慣れないご馳走がたくさんあると、うたがってなかなか食べようとしないそうです。

さらに面白いのは、

クマネズミは大きな個体が捕れたあとは、ねずみの気配がなくなるそうです。たしかにたしかに!その通りかもしれません。

なので、大物を捕獲したければご馳走を用意して、籠罠を使うのがおすすめということになります。

この本によると、ネズミは小さな餌が目の前にあると、その餌の近くにいる個体が優先順位は関係なしに食べてしまいうということも書かれています。

従って殺鼠剤をネズミにエサを食べさせたければ、食べなれた環境で、少量の餌をやると成功率があがるということになります。

ネズミを捕まえるためには、ねずみの行動を知ることが重要ということになりますね!
まだまだいっぱい書かれていますので、またそのうちご紹介したいと思います。

 

 

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