東京のネズミ被害は、雑居ビルや、繁華街といった、都会ならではの環境がネズミ被害を増大させています。
都会の環境はネズミにうってつけの環境となり、相当数のネズミが生存していることが予想されます。
住宅地についても道幅が狭く民家と民家の距離が近く、屋根同士が繋がっていたり、マンションやアパートなどの集合住宅も多いため、密接した空間がもたらす被害が多いのも特徴です。
根本的な解決には地域での取り組みが必要になってきます。
東京のネズミの特徴
近年では、東京におけるネズミは殺鼠剤で駆除が容易なドブネズミから駆除の難しいクマネズミにシフトしたことにより、ネズミ駆除が難しくなりました。
クマネズミは殺鼠剤が効かなく罠を学習した「スーパーラット」と呼ばれるネズミも多いのです。
ビルで増えるネズミ問題
自治体に寄せられるネズミ被害のおよそ9割がクマネズミによる被害です。
もともと森林に住んでいたクマネズミは、垂直方向での移動が容易なため、配管を伝って建物中を縦横無尽に移動します。
気密性の高く保温性の高いビルが多い都会の環境はクマネズミにとって都合の良い環境となります。
飲食店がもたらすネズミ問題
都会は飲食店も多く、ネズミの食べ物になるゴミも多いため、渋谷や新宿など大きな繁華街ではかなりの数のネズミが目撃されています。
飲食店では根本的に解決することが困難なため、イタチごっことなるのが実情です。
再開発による影響
近頃問題になった築地移転でのネズミ問題のように、再開発によるネズミの移動も問題です。
地下街や地下鉄のネズミ
地下の張り巡らされたルートはネズミが広域に移動する恰好の場となります。
高齢世帯のネズミ問題
さらに高齢化社会となり、ネズミ対策の行き届かない高齢者世帯での被害も多くなっています。
自力でのネズミ駆除の困難さに加え、ネズミ駆除業者に依頼する経済的な問題もあります。
都会の空き家問題
東京の空き家は増加しており、それもまたネズミ屋敷になりかねない要素となります。
ネズミは人がいない家で、誰にも邪魔されずに繁殖します。
空き家で数を増やし、その周辺の住宅地に被害をもたらします。
東京でネズミ駆除業者を選ぶポイント
東京でネズミ駆除業者を選ぶポイントを上げてみましょう。
保証の確認
ネズミ駆除は一度で済めば良いですが、どうしても再発してしまうことも多いため、保証期間を付けてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
保証期間内であれば無償で来てくれますので、できるだけ長めの期間を持つ業者がおすすめです。
料金システム
やはり、一番気になるのはお金の問題。
料金システムが明確である業者を選びたいものです。
ここで問題なのは「安い業者」を選んで失敗するケース。
最初の基本料金はあくまでも出発点に過ぎないということ。
「安い業者」の落とし穴はあとで追加料金で上乗せされるケースがあるということを心得ておきましょう。
数件の業者に見てもらい、見積もりを出してもらうと、料金の目安が呑み込めます。
その際、その見積もりの中で以下のようなものが盛り込まれていなければ、追加料金を請求するタイプの業者かもしれません。
これらは「諸経費」として追加料金になりやすいものです。
- 出張費用
- 駆除範囲
- 薬剤(別料金)
- 特殊機材使用時
- 出張駆除回数
- ねずみの侵入穴を塞ぐための工事など