築地移転に伴うネズミ対策の一大プロジェクトとは?

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築地移転に伴うネズミ対策の一大プロジェクトとは?ネズミ対策

2018年10月6日に閉場する築地市場(東京都中央区)。
築地市場移転に伴い、ネズミが周辺に大移動が予想されます。

築地周辺の飲食店も戦々恐々としており、東京都は問題が行らないよう、徹底的に行うとの構えです。

9~11月にかけてのネズミ駆除プロジェクト、行政の威信をかけて取り組むネズミ退治。どこまで流出を防げるか。

築地移転のネズミ対策の規模

都では3500万円の予算が用意されているといいます。

ネズミを駆除するために用意するのは「A4サイズ大の粘着シート4万枚」「ネズミとりかご600個」「殺鼠(さっそ)剤300キロ」とのこと。
さらに 周辺に逃げられないように、ネズミが登れないようなツルツルした波板のフェンスや、防鼠ネットを使う作戦です。

少ないような気がするけど

1店舗あたり10枚の粘着シートということですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか?
粘着シートは多ければ多いほど使用する方が良いので、普通の民家でネズミ駆除するのに1部屋で2~30枚は使います。
それが10枚ってどういうこと?。

と、いうことは足りない分は自前で用意するということでしょ。
これからも営業する店舗になら一生賢明になることはあるでしょうけど、去っていくのにお金を費やす店はないような・・・
毒餌も併用して使うだろうから少なくても大丈夫ってことなのでしょうか?

築地市場移転に伴い、ネズミが周辺に大移動が予想される

 

なんと数万匹のネズミ

築地に生息しているネズミ、その数ははっきりわかってませんが、相当数生息しているのは確かで、おおよそなんと数万匹といいますから驚きです!うえ・・・

築地市場のネズミの種類は2種類、ドブネズミとクマネズミ。
築地は魚を扱う市場なので、動物性たんぱく質を好むドブネズミが多いそうです

これまで経験したことのない規模

築地市場の駆除を行う専門業者は築地市場のネズミ駆除に10年近く携わっている業者とのこと。
現場の状況を把握している専門業者でも今回のプロジェクトはこれまで経験したことのない規模といいます。

5月以降1700匹以上は捕獲できましたが、その数字自体すごい数ですが、そもそも全体の生息数がわからないため、まだまだ捕獲数は増えると予測します。

いったい何匹いるのか

一応、5月700匹、8月700匹、9月300匹と、数は減っていますが、そもそも学習能力が優れているネズミ。
そしてまさに鼠算式で増えるネズミ。安心できないはずです。

築地市場に生息するネズミの数

 

築地市場に生息する巨大ネズミ

ドブネズミは身体が大きいので、体長22~26センチといわれますが、築地にはかなり巨大なネズミが生息しているとのこと。
うーん、怖いけどちょっと見てみたいです。

猫サイズの巨大ネズミ

そのドブネズミは、ちょっとおバカさんで、お利巧なクマネズミに比べて罠にはよくかかります。
学習能力も少ないので、捕獲はクマネズミより楽です。

ただ、猫サイズの巨大ネズミの場合はA4サイズの粘着シートにかかるって、それはないでしょう。
籠罠だって、一般的なネズミで使われる籠罠では小さいでしょうから大き目のサイズにするのかな・・・

巨大でもネズミ捕りにかかる

外国で巨大なネズミが捕獲されている写真をみたことがあります。
なんの種類のネズミかわかりませんが、大きなネズミ、猫が襲われそうなサイズでした。

それがですよ・・・大きくてもネズミ捕りに掛かってたんです!
大きくてもネズミはネズミ捕りにかかるんですねー。
トムとジェリーに出てくるようなばね式の罠でした。

築地市場に生息する巨大ネズミ

 

築地ネズミの移動ルート

10月6日の閉場以降は、引っ越しや解体作業が本格化します。
関係車両を通行させる3か所の出入り口はほぼ解放されるため、そこからネズミが逃げる心配が予想されます。

市場周辺への影響を懸念

築地市場周辺には多くの飲食店が集まっており、さらに複数の医療関係機関や、住宅街があります。

銀座にネズミが闊歩する?

築地から銀座まではわずか数百メートル。
銀座といえば高級ブランド店や高級飲食店が並ぶ、日本を代表する繁華街です。

そこに大きなネズミが闊歩するなんて考えてみてもぞっとします。

諦めムード

何しろネズミは手ごわい。
たしかに対策はとられていますが、周囲の店舗の多くは完全な駆除は無理と諦めムードになっているのは確かです。

 

築地はドブネズミが主体

ドブネズミは立体的に行動するのが苦手でジャンプ力も比較的に少なく、平均的に80cmと言われます。
上下に移動するのは苦手ですが、
その代わりドブネズミは泳ぎは大得意で、なんと下水を通って水洗トイレの便器から出てくることもあるくらいです。
名前の通りドブに生息するのに適しているネズミです。

フェンスで囲むというけれど

何しろ築地はかなり古いので、配管にほころびがあり、下水道や雨水管に穴が開いている箇所もあるので、フェンスでいくら囲んでもどこかから逃げてしまうと危険があります。

 

手ごわいクマネズミはだいじょうぶ?

一方、クマネズミがまるで忍者です。
その身体能力がただ事ではなく、垂直の壁を走って登れるほど。

一応、足がかかって登れない樹脂製のフェンスで囲い、囲えないところは防鼠ネットを使用するということですが、大丈夫でしょうか。

クマネズミは頭もかなりよく、一説には犬並みともいわれています。

頭が良いクマネズミ

ドブネズミは簡単に罠にかかりますが、クマネズミは学習能力が高く、仲間が罠にかかっているのを見るだけで学習してしまいます。
その後はそのタイプの罠を使えないこともあり、なかなか手ごわいやつです。

毒の耐性もできやすい

クマネズミは毒餌に耐性ができやすく、殺鼠剤が効かないスーパーラットもいます。
毒は1種類ではなく、専門業者は数種類用意しているので、特別な企業秘密の餌もあるかもしれませんね。

市場ではありませんが、ネズミ被害で困ってるとある鶏舎があって、もうすでにスーパーラットになっているネズミだったので、一般的な殺鼠剤に使われている「ワルファリン」「クマリン」ではなく、別の種類の毒を使用したところ、即効で効いた例をみたことがあります。

すでにスーパーラッド化してるのでは?

築地はそれこそ昔からネズミが生息して、対策はされてきた場所。
スーパーラット化しているネズミもたくさんいるでしょう。
業者が持つ特別な殺鼠剤を使うのかもしれません。

 

 

築地市場の忘れてはいけないネズミルート

当然、電線などの細い線からも渡ってきます。
築地市場、配線だらけ、配管だらけなんですよねー
もうどこへでも渡っちゃってください、通っちゃってください状態です。

外部に伸びる配線から移動できるのでは

築地市場の建物から外部に伸びている通信線が複数あるので、そこから移動することは多いに考えられます。
築地市場が稼働している期間は切断できないので、解体工事の直前に対処する予定になっています。

 

まとめ

いよいよ築地市場閉業の日10/6がやってきます。
専門業者も経験したことのないレベルのネズミ駆除プロジェクト。
いったいどうなるか、続報を待ちたいと思います。

 

出典
殺鼠剤が効かない巨大ネズミ