案外ネズミは家の外にもいて、家の中と外を出たり入ったりをしながら生活しています。
家の中への侵入口がどうしても見つからず、探して探してやっと見つけたのが庭の穴だったというケースはあるものです。
今回は、そんな家の周りのネズミ対策をご紹介してみたいと思います。
家の周りにもネズミはいる
ネズミは家の中にずっといるということもなく、1日のうちで家の中と外を行き来して生活しているようです。
たまに家の中だけでなく家の外をチョロチョロしているネズミをみかけることがあります。
その通り道に罠を設置すると案外捕れたりします。
ただ、野外の罠設置はネズミ以外のスズメやカエルなども引っかかってしまう可能性大なので、屋外の罠の設置はよくよく注意するか、確信がない場所は設置しない方が賢明です。
家の周りに穴がないかチェック
得に家の外に巣を作るのはドブネズミ。
彼らは水気のある場所に好んで生活していますので、下水や池や水のある周辺で巣を作っていることがあります。
庭に穴を作る動物は、モグラやヘビ、イタチも作るそうです。
見分け方はこちら
ネズミ | 掘る穴は浅め。穴の中に柔らかい布切れや葉っぱ、段ボール材などを持ち込み、巣を作る場合あり。 |
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モグラ | きれいな穴を作り、穴の内部はトンネルになっている。本道と支道に分かれていて、穴の周辺にモグラ塚と呼ばれる特徴的な土の塊がある。 |
ヘビ | 冬に穴を掘って冬眠する。暖かくなると出ていく。 |
イタチ | あちこちに穴をいくつも掘る。ネズミのように家屋に侵入して巣を作ることあり。 |
排水桝をチェックする
我が家のクマネズミは、排水桝の劣化で空いた隙間から侵入していました。
天井裏など高い場所を好み乾いたところが好きなクマネズミでもやはり下水周りは要チェックです。
勇気を出して排水桝の蓋を開けてみましょう。
そして1年に1度はネズミが入りそうな劣化がないかチェックしておきましょう。
家の周りのネズミ対策
家の外からの侵入を防ぐには、ネズミの嫌う環境を作ってネズミを寄せ付けないことが大切です。
ネズミは隠れ場所がないようなどーんとした空間が嫌いです。
反対に好きなのは物がごちゃごちゃとたくさんあって、身を隠せるところ。
必要がないものは処分して、家の周りにはできるだけ何も置かないように心がけたいものです。
草むしりはまめにする
草ぼうぼうで身を隠せる場所はネズミは大好きです。
草むしりを怠っていた我が家の庭のある一角は、知らない間にネズミの通路になっていたことがあります。
よく見るとネズミサイズの獣道が草に隠れて付いていたのです!
こんなことにならないように草むしりはまめにどうぞ。
植木鉢・プランターは置かない
最近はガーデニングが流行っていますので、植木鉢やプランターだらけにしてるお家を良くみかけます。
でも植木鉢・プランターが並んでいるのもネズミが好きな空間なのです。
ネズミからしたら水はあるし、隠れられるし、美味しそうな花もあるし、肥料もおいしそうだし、種も食べてみようかな?という魅力的な空間に他なりません。
段ボールは置かない
ネットで何か注文することが多いご家庭は、つねに段ボールが家にあったりしませんか?
じつは我が家もそうなのですが、不要な段ボールをついつい家の外に立てかけて置いてしまうことがあります。
段ボールはネズミに隠れ場所と巣材を提供してしまうことになるので、取っておかずに、できるだけ早くゴミに出してしまう方が賢明です。
エサになるものを置かない
生ごみ
家の外に生ごみを置いておくのはネズミにエサを与えるようなものなので厳禁です。
たとえ容器に入っているとしても、プラスチック容器などで簡単にネズミの歯で齧れるものだとしたら、気が付いたらネズミの食堂になっていた!なんてことも。
コンポストなどで生ごみたい肥をしているご家庭はくれぐれもネズミに入られない対策を講じましょう。
ペットフード
ペットフードもネズミを寄せ付けてしまうので、外飼いの犬や野良猫・地域猫の餌は食べるときに出して、食べ終わったらなるべく早く下げてしまうことです。
容器にもフードのニオイが付いていますので容器ごと下げましょう。
ニワトリを庭で飼っているおうちは、ニワトリが蹴散らした餌に寄ってきますので、鶏小屋はかなり念入りに作り、掃除もまめにしましょう。
ガーデニング
家庭菜園やお花を育てて楽しむご家庭はたくさんあるかと思います。
最近はオーガニックということで有機肥料を使う方も多いですが、油かす、米ぬか、魚粉などの有機肥料もまたネズミが大好きなので、保管場所はキチンと密閉できる容器に入れてネズミを喜ばせないようにしましょう。
家の周りのネズミ対策まとめ
家の周りのネズミ対策についてお話しました。
家の中はもちろん、家の外もネズミに好かれない環境を作って万全のネズミ対策をしていきましょう。
そして困ったことがあれば、ネズミの専門家であるネズミ駆除のプロに相談してみることが大切です。
ちなみに「ねずみ110番」は365日24時間オペレータが対応してくれます。