ネズミ駆除にかかる費用はどのくらいか気になりますよね?
家にネズミが出た場合「自分でネズミ駆除をする」か、「ネズミ駆除の業者にお願いする」かのどちらかになるかと思います。
その2つは費用面でどのくらいの違いがあるのかを見ていきたいと思います。
なお、これは私の実体験から実例であって、他の家にあてはまるものではないということをご理解願います。
自分でネズミ駆除した場合の費用
自分でネズミ駆除をする場合は、罠や殺鼠剤などの必要なものは自分で購入しなくてはいけません。購入はホームセンターやネットショップそのた色んなところを利用しました。
今回、この題材の記事を書くにあたって、今まで購入したものをざっくり並べてみるとこんな感じです。
- 粘着罠 30,000円
- 筒状罠 10,000円
- 籠罠 3,000円
- 籠罠の餌 1,000円
- 忌避剤 20,000円
- ネズミ燻煙 10,000円
- 金網30,000円
- スチールウール 5,000円
- パテ 10,000円
- 防鼠ブラシ 10,000円
- コンクリート 1,000円
思いついたものだけなので、実際はもっと買ってると思います。
合計で13万円!
え~? そんなに買ったのか・・・
自分でネズミ駆除した方が安上がりだと思うかもしれませんが、実際はこんなものという実例がこれです。一度に買うわけではなく、ちょっとずつ買うので気が付きませんでしたが、結構お金を使ったものです。
プロに比べてネズミ駆除はすんなりいかないので、手間も時間も無駄に買うものも多いものです。駆除が難航すればするだけ無駄なものがかなり出ます。
うちは殺鼠剤を使ってないので殺鼠剤を使うならもっとかかると思います。殺鼠剤もけっこう高いですからね。
ネズミ駆業者に頼んだ場合の費用
では一方、ネズミ駆除業者のプロにお願いした場合の費用はいくらでしょう?
実家でネズミが出たときに、最終的に支払ったお金は25万円でした。
だいたい一般住宅で10万円~25万円が目安のようなので、これは打倒な価格かと思います。
この時に別会社に見積もりをお願いしたところ、30万円からと言われたそうなので、ちょっと安く上がったようです。
マンションやアパートなどの集合住宅だと、もっとかかります。
集合住宅のネズミ駆除費用の相場は全部屋30万円~が相場ですが、条件によってさまざまです。集合住宅は全体で取り組まないと解決しないので、住人全員の協力が必要となります。
ネズミ駆除費用の低価格設定
ネズミ駆除業者のサイトを見ると「1万円から承ります!」とか書いてあるところがあったりしますが、これは粘着シートを仕掛けるだけか、プラスで殺鼠剤をばら撒いて終わりくらいの料金と思っておきましょう。
正直そのくらいなら素人でもできます。
プロだからこそおまかせしたいのは、資材を使ってネズミの侵入口を塞ぎ、ネズミを家に入れなくする「防鼠工事」です。
この防鼠工事は場所やケースによってはお金がかかります。
反対に、ネズミが家に入って間もなければ、短期間で終わりますしお金もかからないので、ケースバイケースと言えます。
防鼠工事をしないとまた再びネズミに入られて元の木阿弥になってしまうので、きちんと的確に塞いでもらいましょう。
ネズミ駆除に費用がかかるケース
家が古いと、劣化箇所も含めて隙間だらけだったことで、工事しなければいけない箇所がたくさんあります。
その分の手間がありますので、どうしても手間や日数がかかります。
工事個所が多かったり、足場を必要とする工事だったり、難しい工事だと費用がかさむ傾向があるようです。
たしかに古い家ほど、ネズミに入られやすいのは確かですが、なんとネズミは新築の家でも入ってきます。
困ったことに新築の家は気密性が高く、洋風の作りのことが多いので、ネズミ駆除や防鼠工事が大がかりになる傾向だそうです
床下に潜れない家も難しいです。
最近は高気密住宅というのがあります。
高気密でもどういうわけかネズミやコウモリが侵入することがあり、被害に遭われている方の告発もあります。
一方、木造で和風の古い家は床下も広いし、隙間は多いのでネズミに入られやすいですが、駆除は楽なんだとか。
床暖房にしているお家はどうなんでしょう? もし入ることができたら床暖房は冬は温かいので、ネズミは喜ぶでしょうね。
ネズミ駆除の優良業者と悪徳業者の見分け方
ネズミ駆除業者の中には悪徳な業者もいるようで、消費者センターには毎年相談が寄せられているそうです。
何しろ最低でも数万円は必要、建物や被害が大きければ高額になることもあるネズミ駆除。
目安はあっても1件1件の状態が違うので、目で確認しての見積もりは大切です。
家の構造や弱点を丁寧に目で見て確認して、きちんと金額の提示を説明してくれる業者は信用できます。
被害例
- 内容に伴わない金を支払った
- 粘着罠しかしかけていない
- 追加追加で最終的には高額になった
- 建物や物を壊された
- 罠を回収せず、ネズミがかかった状態で放置
- 肝心なとこを塞いでいない
- 甘い塞ぎ方
ネズミ駆除業者探しで一番重要なこと
ネズミ駆除業者選びで一番大切なのはなんでしょうか?
対応が良い、安い、服装が整っている、人柄が良い、印象がよい、家から近い、資格を持っている・・・いろいろあると思いますが、ネズミ駆除の業者さんは見かけは関係ないかもしれません。資格も業界団体が独自に行う研修制度や認定資格なので、実はあてになりません。
技術職なので無口や口下手な人もおられるでしょう、作業着だってそれだけ仕事をしている人ならキレイとは言えないでしょう。
見た目や印象で判断はしないことです。
人柄の良い藪医者と、人柄の悪い名医だったら、やっぱり名医に病気を治してもらいたいでしょ?
重要なのは「ネズミをシャットアウトする」ことです。
ネズミをもう出ないようにしてくれる業者がもっとも優れた業者です。
優良駆除業者の特徴
現場を確認し見積もりはきちんと
電話だけで見積もりを済ますなんてケースがあるそうですが、もちろん家に来てもらって細かいところまで現地調査で確認してもらい、見積もりをきちんと出してもらう業者が優良です。
見積もりが無料であることが多いので、なるべく多くの駆除業者から見積もってもらうのがベストです。
追加料金が発生しない
悪徳業者の特徴がこの「追加料金のうわのせ」なのではないでしょうか。
最初に見積もった金額から追加料金が発生しない業者が優良業者といえます。
専門性が高い
いわゆる町の便利屋にネズミ駆除を依頼する人がいると思いますが、日ごろネズミ駆除を毎日行っている業者と差があるのは言わずもがなでしょう。
ネズミ駆除に対する専門知識は雲泥の差と言えます。
大手の駆除業者となると、日々ネズミの習性を研究しているくらいです。
経験が豊富である
ネズミ駆除には国家試験なんてないので、はやり経験がものを言う業界です。
はやり「この道何年」の年数が多い人があてになるのは確か。
個人企業でも大きな会社でも施工するのは人なので、経験豊富な人に来てもらいたいものです。
防鼠工事がきちんと
実は私は駆除業者のブログを見るのが好きなので、よくいろんなブログを見るのですが、ネズミ駆除に使う資材や仕上がりに差があるんです。
キチンとふさがっていればよいのですが、外から見える場所となるとやはり仕上がりがキレイな業者がいいですね。
保証期間がある
ネズミに目を付けられた家は何度でも入られやすい傾向にあります。
また、防鼠工事が甘いところから入られたり、明確に「完了!」といかないのがネズミ駆除です。
優良なネズミ駆除業者はある一定期間は保証がついていると思いますので、ぜひ確認してみましょう。
期間は3か月~5年と業者によってまちまちです。
悪徳業者の特徴
不安をあおって契約を急がせる
- 早くしないとどんどん数が増えて大変になる。
- 早くしないと家中の柱が食われる。
- 巨大な巣がある。
- ダニやノミや病原菌で病気になる。
- キャンペーン中のうちがお得である。
放置してはいけないけれど、急いで契約することはありません。
ネズミは慌ててすぐに対処しなくても、業者選定の期間くらい待ってくれます。
低額を提示したあとに上乗せで高額に持っていく
たぶん、これが一番悪徳業者の特徴ではないでしょうか。
「うっかり気が付かなかったが、ここに難しい防鼠工事の必要な箇所を発見した」
考えられることですよね。
そして上乗せ上乗せで、最終的に高額な費用になるよう仕向けるのです。
それが手口なので、追加料金の有無は契約時に必ず忘れずにチェックしましょう。
わざと再発するような施工をする
実際あるんですよ、なぜここを塞がない?という案件。
そして罠にかかったネズミを回収しないで、腐ってネズミの死臭がただよったり、イエダニだらけになってしまうケース。
ネズミは再発しやすいのを利用して、再び契約を取るのを狙ってるんでしょうかね。
でも次も、同じ業者を選ぶとは限らないのに。普通はこんなことがばれた時点で業者を変えると思うけど。
飛び込みの業者
我が家にこういう業者が訪れました。
「近所で家の建て替え工事をしている、ネズミが逃げておたくに行くおそれがあるから今のうちに契約を」
そしてその建て替え工事をしている家はどこかと聞いたら、バス通りを超えた200m離れた家というのです。
その間に飲食店や住宅はたくさんあります。
うちに来る前に途中でどこかに入るでしょう。
優良な業者は仕事が込んでいて、飛び込みで契約をとらなくても忙しいのではなでしょうか。
便利屋のネズミ駆除
便利屋さんはネズミ駆除を専門的にやっているわけではないので、ネズミを駆除するだけで防鼠してはくれないということ。
数匹のネズミを捕まえるのなら素人でもできます。
問題は防鼠です。しかも一か所ではなく家全体的にしないと。
そして消毒や断熱材を取り換えたり、こういうのは専門業者じゃないとやってくれません。
ネズミ駆除の相場
ネズミの被害状況や、家の間取りや広さ、築年数、同じような家でも1件ずつ条件が違うのが普通です。
防鼠工事の有無、そしてその程度によって違います。
消毒や殺菌の処理や、断熱材の入れ替えなど加算される費用もあります。以下はあくまでもひとつの目安ととらえてください。
マンションやアパート(専有部分) | 1万円~10万円 |
全部屋 | 30万円~ |
一戸建て | 1.5万円~25万円 |
ネズミ駆除にかかる期間はどのくらい?
あるネズミ駆除業者の利用者の口コミに「作業を1日で終わらせてほしかった」という不満が書かれていました。
いくらプロのネズミ駆除業者でもそこまで簡単にいくかいなと、突っ込みを入れたくなりました。
ネズミ駆除は、たまたま迷い込んだ1匹というのなら話は別ですが、一回の作業で家中のネズミを駆除することはまずないと心得ておきましょう。
けれど実際、ネズミ駆除ってどのくらいの期間で終わるのか、よくわからないですよね。
家に駆除業者に来てもらうのには、家にいないといけないわけで、そのために仕事を休む必要も出てきますから目安を知りたいと思います。
そこで今回はネズミを全部追い出すか駆除して、ネズミに入ってこられなくなるように侵入経路の封鎖まで、どのくらいの期間がかかるかをお話いたします。
ネズミ駆除の期間は環境や難度によって変わる
ネズミ駆除が困難であるのは次のような場合。このようなケースはどうしてもネズミ駆除に時間がかかると思っておいた方がよさそうです。
- 家が古い
- 家が広い
- 侵入経路が多い
- 侵入経路が困難な場所にある
- ネズミが多い
- ネズミが住み着いて何年も経つ
- 繁殖している
逆に言えば、ネズミが侵入して間もなく、ネズミの数が2~3匹で少ないケースや、侵入口が少ない家は比較的楽に駆除できるということになります。
家が古いと、どうしても劣化している箇所が生じますので、ネズミに侵入されやすいことになります。
ネズミが出やすいお家の特徴としては、屋根の重なりが多い家。増築している。移築された家。
これらの特徴の家は侵入口が複数あることが多いので、完全にネズミが出なくなるまでには時間がかかるとい思っておいた方が良いかと思います。
ネズミ駆除の期間:業者の場合
ネズミ駆除は、当たり前ですが当然、プロに頼んだ方が早く駆除できます。
ネズミ駆除行が一戸建ての一般住宅での駆除を行うと、3~4回で済むことが多いようですが、ネズミの数が多かったり条件が難しくなると当然回数も増えます。
ある例だと屋根からの侵入が確認されたのは良いけれど、屋根の傾斜が急でおまけに苔で滑るので足場を組むことになり、作業が大がかりになってしまったというケースも見かけました。
特殊なケースでなくても、1ヶ月以上、できれば数か月は様子をみると覚悟しておいた方がよさそうです。
なぜなら季節によってネズミの好む場所が変わるからです。
「スピード解決!」などうたい文句にしている業者もあるかもしれませんが、そう簡単ではないと心得ておきましょう。
作業内容は「罠の設置」「殺鼠剤の設置」「侵入経路の封鎖」が主です。プラス、消毒や忌避剤の設置もしてもらえるかどうかその辺は事前に確認しておきましょう。
一度にかかる作業時間としては、作業内容によって数時間だったり、1日がかりだったりいろいろです。
ネズミ駆除は生き物相手なので、ロングスパンで考えておいた方が無難です。
業者さんと相談して無理のない日程を組みましょう。
ネズミ駆除の期間:自力の場合
さて、問題なのが自力でネズミ駆除をする場合です。
自力でネズミ駆除をする場合も、やることは同じ「罠の設置」「殺鼠剤の設置」「侵入経路の封鎖」です。
それに加えて、まずホームセンターなどで罠や殺鼠剤や侵入口を塞ぐものを自分で用意しなくてはなりません。
死骸の処理も糞の清掃もします。
侵入口というのは1か所だけではないことが多く、一つの侵入口を塞いでも家中あちこちに存在しているものです。それを全部見つけないことにはネズミ被害はおさまりません。
作業自体は、内容によりますけど、1~3時間くらいで終わるでしょうけれど、何しろ一つ塞ぐとまた別の箇所が見つかる、という具合なのでトータルで何日も、何か月も掛かってしまうことになります。何年もかけてもネズミが壊滅できないケースもあります。
短時間で作業を終えるプロとは違い、素人のネズミ駆除はどうしても時間はかかるのは覚悟しておきましょう。
ネズミを家から追い出すだけなら、手っ取り早いのはバルサンを家中に仕掛けるという手があります。
そしてネズミを追い出した状態で侵入口を閉じてしまうのが理屈としては正しい。
ですが、素人はどこに侵入口があるかもわからず、そして全部の侵入口を見つけられるかどうかもわからずです。
そしてこれは私の実感としてありますが、ネズミは追い出されて侵入口を塞いでもその付近をくまなく探してあっけなく新たな侵入口を見つけ出してしまいます。
それだけネズミという動物はしつこいのです。
従って、ネズミは追い出すだけではなく駆除をしっかりしてから侵入口を塞ぐ方が望ましいというわけです。
実のところ、自分でネズミ駆除を試みたは良いけれど、駆除しても駆除してもネズミが出続けて何年もネズミがいなくならないエンドレスな状態にはまってる人は良くいます。
そんなに甘くはないということでしょうね。
当たり前ですが、そのぶん費用もかさみます。自力で駆除するのも総額でかなりの出費になってしまいます。
ネズミ駆除の期間をなるべく短くしたい
やっかいなネズミ。ネズミ駆除の期間をなるべく早くしたいなら、早めにプロのネズミ駆除業者に頼むのが一番適切です。
ネズミは1匹だけで行動するということは少なく、大抵は2匹以上で行動します。もし家でネズミの気配を感じたら、その2匹の子供が生まれる前になるべく早くネズミ駆除業者に連絡してください。
なるべく早くネズミ駆除業者に連絡する。それがネズミ駆除の期間を短くする一番の早道です。
ネズミ駆除 まとめ
ネズミ駆除は自分でチャレンジしてもかなりの費用がかかります。
おまけに完全に駆除できるかというとそう甘くはないようです。
正直、ネズミとの闘いは年単位の長期戦、下手をするとエンドレスになってしまうことが多いのが実態です。
我が家も3年も掛かりました。
短期間で確実にネズミを食い止めるのがネズミ駆除の最良の方法です。それには短期間で成果を上げるプロのネズミ駆除業者にお任せするのが得策です。
ねずみ110番は北海道から沖縄まで、全国対応、24時間365日対応、年間実績5,000件以上のネズミ駆除業者です。
見積もり時に提示された金額からいっさい追加料金が発生しないと評判の業者です。