ネズミが媒介する恐ろしい感染症

ネズミが媒介する恐ろしい感染症 ネズミが媒介する感染症

ちまたでは新型コロナウイルス(COVID-19、武漢肺炎、武漢熱)が猛威を振るっています。
まだ完全には解明されていませんが、ネズミやコウモリなどの野生動物からの感染説、武漢ウイルス研究所からの漏洩説、生物兵器説まで出てきますね。

今まで伝染病とは縁の少なかった日本ですので、疫病というのは過去のもの、外国だけのものというイメージで、ピンと来てない人が、私も含め多くいたのではないでしょうか。

新型コロナウイルス以外にも恐ろしい伝染病はたくさんあります。
しかも身近な小動物である「ネズミがもたらす感染症」は案外多いので、今回その中から代表的なものをご紹介いたします。

ネズミがもたらす感染症:ペスト

ペスト菌による細菌感染症です。
本来、ネズミなどのげっ歯類の感染症でノミやエアロゾルを介してヒトに感染します。

症状や感染経路により「腺ペスト」、「敗血症型ペスト」および「肺ペスト」に分けられます。いずれも強い全身症状を示し、敗血症や肺炎で死にいたることもあります。

日本には 1899 年にはじめて海外から輸入され流行もみられましたが、ネズミ駆除などの防御対策が功を奏し、1926 年以降ペスト患者の報告はありません。

とはいえ、世界には野生のげっ歯類にペストが持続的に感染している地域があり、開発にともないヒトへの感染機会が増加しています。

ペストにはストレプトマイシンなどの抗菌薬がよく効き、早期に治療すれば回復可能です。また、ワクチンがあるので感染リスクのあるヒトは接種を受けることが勧められています。

ネズミがもたらす感染症:ペスト

ネズミがもたらす感染症:腎症候性出血熱

腎症候性出血熱はハンタウイルスによっておこる病気です。
この病気は風土病的なものでアジア・ユーラシア大陸に広く分布し、その地域に生息するげっ歯類、主に野生ネズミがウイルスを保有しています。

感染しているネズミに症状はありませんが、尿などからウイルスを放出します。ネズミに咬まれたり、尿がヒトの傷口につくなどを原因としてハンタウイルスがヒトに侵入し、感染が成立します。ヒトからヒトへの感染はありません。

日本では、1960 から 70 年代に大阪梅田地区で「梅田奇病」といわれた地域的な流行がありました。また、港湾地区のドブネズミは高率に感染していることが知られており注意が必要です。

軽症例はかぜに似た症状で、蛋白尿や血尿がみられる程度ですが、重症例では血圧の低下、出血、腎不全などにより死亡することもあります。

ネズミがもたらす感染症:腎症候性出血熱

ネズミがもたらす感染症:レプトスピラ症(ワイル病)

ワイル病、秋やみなどに代表されるレプトスピラ症(leptospirosis)は、病原性レプトスピラ感染に起因する人獣共通の細菌(スピロ ヘータ)感染症です。

病原性レプトスピラは保菌動物(ドブネズミなど)の腎臓に保菌され、尿中に排出されます。ヒトは、保菌動物の尿で汚染された水や土壌 から経皮的あるいは経口的に感染します。

東南アジアでは、レプトスピラ症の流行は多雨期から収穫期(7~10月頃)に集中することが疫学的に確認されています。レプトスピラ症の流行地域では不用意に水に入らないこと、特に洪水のあとには絶対に入らないことが予防には重要です。

ネズミがもたらす感染症:レプトスピラ症(ワイル病)  ワイル病、秋やみなどに代表

ネズミがもたらす感染症:ハンタウイルス肺症候群

ハンタウイルスはネズミ媒介性である のが特徴的です。多くは、新鮮な糞または乾燥した糞、尿中からエアロゾルとしてウイルスを吸い込むことにより感染します。ネズミの咬傷やネズミに触れたも のを介して鼻、目または口を触れることでもおこります。

HFRS を起こすハンタウイルスはユーラシア大陸に広く分布しています。主要なものは朝鮮半島、中国の北部から中部及び極東ロシアにみられるセスジアカネズミ(Apodemus agrarius)を宿主とするハンタンウイルスです。

中国ではおよそ年間数万人、ロシアでは数千人、韓国で数百人の規模での患者がでています。広く世界的にドブネズミ(Rattus norvegicus)に保有されているのはソウル(Seoul)ウイルスであり、日本では1984 年の実験室感染患者の後は出ていません。

我が国の港湾地区のドブネズミは今日においてもウイルスを保有しています。今のところ患者発生の報告は出ていませんが注意する必要があります。

ネズミがもたらす感染症:ハンタウイルス肺症候群

ネズミがもたらす感染症:E型肝炎

E型肝炎は、患者の便の中に出てきたE型肝炎ウイルスが、人の口の中に入って主に感染します。飲み水が便によって汚染されているような場合に集団感染が起こりやすいようです。

2018年、中国・香港の男性1人が、ラット由来のE型肝炎ウイルスに感染していることが世界で初めて確認された。香港大学(University of Hong Kong)が28日、明らかにしました。

E型肝炎は、これによりラットE型肝炎ウイルスがヒトに感染し、症状を呈するに至るということがわかりました。

ラットE型肝炎ウイルスが検出されたのは、肝臓移植の後、肝機能検査で繰り返し異常が認められた56歳の男性。

香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)は、男性はネズミのふんに接触した食べ物を摂取したことで、ウイルスに感染した恐れがあると報じています。

同紙によると、男性は団地に住んでおり、自宅の外にネズミの大発生を示す形跡が複数見られたとしています。

人間以外でも、サル、ブタ、ネズミ、ニワトリ等がE型肝炎ウイルスに感染することがあることが知られています。

ネズミがもたらす感染症:E型肝炎

ネズミがもたらす感染症:サルモネラ症

サルモネラ症は、ネズミの糞尿に含まれるサルモネラ菌が引き起こします。人の手や食べ物、調理器具などを介して、口の中に入ることで感染する病気。

ネズミが食べ物、調理器具や食器などを汚染する可能性がないよう、密閉できる容器に入れるなどの管理をきちんと行いましょう。

症状は、腹痛や嘔吐、下痢などの急性胃腸炎や食中毒になります。最悪の場合は死に至ることもあるので、体力のない人や高齢者や乳幼児は特に注意が必要です。

ネズミがもたらす感染症:サルモネラ症

ネズミがもたらす感染症:腸チフス

腸チフス(ちょうチフス)は、サルモネラの一種であるチフス菌 (Salmonella enterica var enterica serovar Typhi) によって引き起こされる感染症の一種。

感染源は汚染された飲み水や食物など。潜伏期間は7〜14日間ほどです。

衛生環境の悪い地域や発展途上国で発生して流行を起こす伝染病であり、南アジアを中心にアフリカ、東アジア、東南アジア、中南米、東欧、西欧などで世界各地で発生が見られます。

主に経口感染で、無症状病原体保有者や腸チフス発症者の大便や尿に汚染された食物、水などを通して感染します。

これらは手洗いの不十分な状態での食事や、糞便にたかったハエが人の食べ物で摂食活動を行ったときに、病原体が食物に付着して摂取されることが原因です。

ほかにも接触感染や性行為、下着で感染する。胆嚢保菌者の人から感染する場合が多いようです。ネズミの糞から感染することもあります。

ネズミがもたらす感染症:腸チフス

ネズミがもたらす感染症:鼠咬症

原因となる菌には鼠咬症スピリルムとストレプトバチルスの2種類あります。菌を保菌しているネズミにかまれたとき、その傷口から感染します。

ネズミ咬傷の最大10%で鼠咬症の感染が発生します。鼠咬症は,ネズミ咬傷が原因である場合が最も多いのですが、全ての齧歯類または齧歯類を捕食する肉食動物の咬傷によっても起こりうるとされています。

予防対策としてはネズミの駆除が重要である。特にペットとしての飼育はできるだけ避けた方が良いでしょう。生乳および汚染の可能性のある水の喫飲をしない。

ネズミがもたらす感染症:鼠咬症

ネズミがもたらす感染症 まとめ

いかがでしょうか。
これらはほんの一部です。
野生の動物がもたらす感染症は、新型コロナウイルスやエボラ出血熱のように、突然未知の感染症に遭遇することも考えられます。

私達の身近な野生動物である「ネズミ」。
どうかネズミを軽視しないよう、ネズミを近づけない、見つけたら駆除するようお願いいたします。

ネズミがもたらす感染症 まとめ

 

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参考:
つる身近な感染症について
国立感染症研究所
Wikipedia

出典ハンタウイルス|Wikipedia

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