ネズミ駆除用「粘着シート式罠」の選び方

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ネズミ駆除用「粘着シート式罠」の選び方ネズミの罠

ネズミ駆除罠で一番手軽に買えるのが粘着シート罠です。

ゴキブリホイホイのネズミ版ともいえるもので、ドラッグストアや100均一でも買えるので一番手軽に買える罠です。
一番初めにとりあえず買うのがこのタイプの罠ではないでしょうか。

手軽に買えますが、粘着シート罠にもタイプがあります。
粘着シート罠は何でも良いかというとそうでもなく、賢くしっかりと捕獲するためのコツはそれなりにあります。

というわけで、今回は粘着シート式罠を深堀していきたいと思います。

粘着シート罠のタイプ

シート全面にトリモチが付いているタイプ

シートの全面にべったりトリモチがついているタイプで、ネズミの動きを逃さずに捕まえます。
私がいつも買うのはこのタイプ。
値段は高いものは2枚400円代のものがありますが、100均一の安いものも使えます。

粘着力が強く誘引剤を含んだものを選ぶならそれなりの値段のもの、安いものは粘着力が弱く、持ちが悪いので長くは使えません。

粘着シート罠のタイプ

シートに線状にトリモチが付いているタイプ

いつも気になってるのが、トリモチが線状に付いているタイプ
線状に付いているので隙間がある程度あり、ネズミがかからないのではないかと思ってあまり選びませんでした。

いつも買うシートが売り切れていたので、線状タイプを買って使ってみましたが、ネズミは全面タイプと変わらず捕れるようです。

シートに線状にトリモチが付いているタイプ

黒いタイプ

ネズミはあまり目が良くないので、視覚に頼っていません。

通常の粘着シート罠はベージュか白色。
ネズミが活動する時間は夜のことが多いので、闇の中に粘着シートがあると、さすがのネズミにも見えてしまうようです。

黒いタイプの粘着シート罠は、そんなすれっからしのネズミでも見にくいようで、見事にかかってくれることが多いです。

なら初めから黒い粘着シート罠にすれば良いのでしょうが、黒い粘着シート罠はちょっとお高めです。
予算をかけられる方は黒の粘着シート罠を選ぶと良いですよ。
断然、黒の粘着シート罠の方がネズミは捕れます。

断然、黒い粘着シート罠の方がだんぜん成績が良いです。

誘引剤が含まれているタイプ

ピーナッツなどネズミの好きな匂いがついた誘引剤つきの粘着シートがあります。

多少、ネズミの通り道からずれてしまっても、誘引剤が入っている粘着シートならば、ネズミを引き付ける力があるでしょう。

買うときは一応、誘引剤が含まれているかどうか確認をしておきましょう。

耐水性タイプ

床下や台所の流しの下など、水分が多い場所には耐水性タイプの粘着シート罠を置いた方が良いですよ。

耐水性出ないタイプはふやけてすぐだめになってしまいます。
湿気からかなり濡れてふやけてしまいがちな場所なら防水性タイプは絶対です。

折り目があるタイプ

折り目があると、L字やU字の形にして置けますので便利です。
狭い空間に置きやすくなります。

ネズミは壁に身体をくっつけて移動しますので、壁際にはL字に折って置くとよいでしょう。

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粘着シート罠でのネズミ捕獲のコツ

場所は軒下、雨どいに繋がる場所にあるラットサイン

場所は軒下、雨どいに繋がる場所にあるラットサイン

場所選びが最重要

粘着シート罠で一番大切なのが、置き場所の選び方です。
やみくもに置いてもそこにネズミが通らないのであれば意味がありません。

ネズミのラットサイン(黒い汚れ)があった場所に重点的に置きましょう。
狭い隙間はネズミが大好きな場所。そういうところは粘着シートを折り曲げてL字やU字にして置くと良いですよ。

ネズミは狭い場所、特に四方が身体に付くような空間が大好きです。
狭い空間こそ積極的に置いてみることをおすすめします。

数多く置けばヒット率が上がる

頭の良いネズミ、特にクマネズミはかなりの知能なので、すぐに罠を危険なものと学習してしまいます。
一枚ずつちょっとだけ置くのはネズミに「学習してください」と言うようなもの。

罠を置くなら一度にたくさん置くのがおすすめです。
まだ学習される前に一気に捕まえてしまうのです。

並べ方はいろいろ

複数枚、並べて置く

粘着シートを1枚置くだけではネズミは簡単に逃げます。
トリモチの付いていない縁の部分を重ねるように、複数枚キレイに並べて置くのが基本です。

ランダムに置く

並べて置くのが上手くいかなければ、パターンを変えてランダムにバラバラと置いてみてください。ネズミはものすごいスピードで移動しますので、ランダムに置くのでも捕れることがあります。

壁際はL字状に

ネズミは壁に沿って移動しますので、壁側は粘着シートをL字に折るのがおすすめです。

ネズミの穴の周りに置く

ネズミの穴を見つけたら、かなりの確率でネズミが捕獲できます。
穴の周りには必ず粘着シートを置きましょう。

ここでひとつコツがあります。
穴にぴたっとつけて置くのではなく、ネズミが一歩二歩踏み出せるスペースを作って置くのです。

穴から飛び出したネズミは、いきなり粘着シートがあると穴から出なくなってしまうからです。

びゅーんと飛び出したところを捕えるために、穴からは少し放して置くようにしましょう。

餌を乗せるかどうか

粘着シートにエサは置かないでください。
どうしてもゴキブリホイホイのイメージで餌を乗せたくなってしまいますが、餌を乗せるとヒット率が下がります。

ネズミはものすごいスピードで移動していてそこを捕まえたいのですが、餌が置いてあると粘着シートの前で立ち止まってしまうから、餌を置くのは逆効果なです。

置くとしたら、餌を置いた場所を取り囲むように粘着シートを置くのはありです。

 

殺鼠剤との併用

殺鼠剤は単独で使用するのは危険です。
家の中のどこでネズミが死ぬかわからないからです。

なので、殺鼠剤を用いる場合は粘着シート罠と併用するのが普通です。
殺鼠剤で判断力が付かなくなったネズミは罠にかかりやすくなります。

新聞紙を敷く

ネズミが罠にかかるとかなり暴れます。時にひっくり返ってしまうこともあります。

シート式罠のトリモチは床に付くとなかなか取れないので、新聞紙を敷いてその上に並べるようにした方が良いですよ。

粘着シート罠で捕まえた後の処理

粘着シート罠で捕まえたあとはパタンとシートを折り、中が見えないように新聞紙などで包みゴミ袋に入れ、燃えるゴミとして出します。
自治体の指定の出し方ルールにのっとって出してください。
ネズミが生きていても死んでいても同じように出せます。

私は可愛そうな気がして、すぐにあの世に行かせてあげたいので、ゴミ袋に水を入れて息をとめてしまいます。
怖い方はそこまでしなくても、ただゴミとして出せばよいだけです。

すぐにゴミとして出せない場合は、ネズミからダニやノミが死骸から出ますので、殺虫剤(なんでもOK)をかけておきましょう。

粘着シート罠はホコリが付いてもまだ使える

最後に、粘着シートの寿命のことで終わらせたいと思います。

粘着シートは一度に大量に使ってくださいとお願いしましたが、すぐ使えなくなるものではありません。
もったいないので、何度も使いましょう。

ホコリが付いてネズミが捕れなくなったように見えても、割りばしなどで擦ってみると、中からベタベタのトリモチが出てきて復活できます。

置く環境次第ですが、1~2年は使えます。
ただし、100均の安いシートはその時限りと言っていいくらいしか持ちません。

粘着シート罠 まとめ

今回は粘着シート罠を掘り下げてお話しました。
ネズミ駆除は粘着シート罠から始まると言って過言ではありません。

ネズミ駆除はプロもアマも粘着シート罠を使います。
ものは同じでも捕れ方に差が出るのはしかたないこと。

自分でやってみてネズミが捕れなくなってしまった、ちっともいなくならないと感じたら、ネズミ駆除のプロに相談してみてくださいね。