警戒心の強いクマネズミ対策

警戒心の強いクマネズミ対策ネズミ対策

住宅に住むイエネズミと呼ばれいているのは、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミのは3種類です。

東京都衛生局(現、福祉保健局)が都内のねずみ捕獲調査によると、捕獲されたねずみの種類構成は、このような結果でした。このころはドブネズミが席巻する勢いであったことがわかります。

昭和 30 年 ドブネズミ 58%、クマネズミ 41%
昭和 42 年 ドブネズミ 90%、クマネズミ 10%

ところが現在は、自治体に寄せられるねずみの相談のうち種の同定ができたものの 9 割以上がクマネズミであることや、様々な調査結果等から、現代の日本でのネズミ被害はほぼ98%がクマネズミの被害といわれています。

ネズミに入られてそれが何のネズミか特定できないときは、とりあえず「クマネズミ」を想定して対策を練りましょう。

クマネズミの比率が高くなった背景として、下水道が改善されたこと、住宅の環境が変わりドブネズミが住みにくい住環境になってきていることが挙げられます。

さらに都市ではビルが増え、縦方向の移動が得意なクマネズミには住みやすい条件が揃いました。
もともとクマネズミは樹上生活をしていたネズミですので、ビルに張り巡らされている排水管や配電線などを伝って苦なく移動することができます。高層ビルの最上階でもクマネズミの目撃例が報告されているくらいです。

また、他のドブネズミやハツカネズミに比べて殺鼠剤の抵抗性が強く、殺鼠剤が効かないスーパーラッドと呼ばれているのはクマネズミのことです。

警戒心が強く知能が高いため、いつもと違った状況があると極端に警戒します。このように駆除が難しいので、人間とネズミとの知恵比べが重要になります。

 

分類群哺乳綱 齧歯目(ネズミ目) ネズミ科
(Muridae, Rodentia, Mammalia)
学名Rattus rattus
英名等Black rat,Roof rat, oriental house rat
自然分布インドシナ半島
形態背面は黒色-灰褐色で腹面はスレート色がかった灰色あるいは白色。耳は大きく,前に倒すと目に達する。頭胴長150-230mm、尾長150-260mm、後足長22-35mm、体重150-200g。
生息環境都市部・農村部の建造物とその周辺。ビルや天井裏など比較的乾燥した高所に生活し、高さと幅が10cm位の空間が好まれる傾向がある。都心の高層階ではドブネズミより優占する。伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島などを含む小島嶼では森林にも生息する。
繁殖生態繁殖期:1年中繁殖するが春、秋にピーク
産仔数:2-10、平均5.5
生態的特性俊敏で登坂能力に優れ、細い針金でも上手にわたることが出来る。泳ぐことは出来るが、好んで水の中にはいることはない。都会では夜行性。毛皮をたびたび壁にこすり付けるので、黒または灰色のサインが建物に残る。多くのネズミ類と異なり、巣穴にたくさんの餌を蓄える習性(貯食性)や体内に大量の脂肪を蓄える習性(貯脂肪性)を持たず、温暖な地域以外では食料のある都市部でしか越冬できない。
食性:雑食だが、種子を中心に植物を好む。

クマネズミの有害性と被害

食材や商品をあさり、経済的損失をもたらす

ネズミはエサを求めて厨房や店頭、食材庫、倉庫などの食材、商品をあさります。精米や小麦粉、パン粉、肉類などが被害に合うことが多いです。

病原菌などの感染症を媒介

ネズミはサルモネラ症、レプトスピラ症(ワイル病)、ツツガムシ病、鼠咬症(そこうしょう)など、食中毒をはじめとする感染症を媒介します。

サルモネラ症

ネズミの糞尿中のサルモネラ菌が食品に接して増殖し、これを飲食することで腹痛・下痢・発熱などの症状を引き起こす急性胃腸炎などの食中毒を発症します。

レプトスピラ症(ワイル病)

ネズミの尿から排泄されたレプトスピラ属の菌が水田や下水などに入り、そこに触れた人の皮膚の傷口などを通じて感染します。1~2週間の潜伏期間後、高熱、黄疸(おうだん)、筋肉痛、場合によっては視力障害を起こすことがあります。

ツツガムシ病

ネズミに寄生するツツガムシというダニに刺されることで、リケッチア属の細菌が媒介されて発症する病気です。1~2週間の潜伏期間後、高熱を発します。刺された箇所は潰瘍となって全身にも発疹が出ます。治療が遅れると播種性血管内凝固を起こすことがあり、致死率が高まります。

鼠咬症(そこうしょう)

ネズミに直接咬まれることでネズミの口腔内に常在する病原体(モニリホルムレンサ桿菌、鼠咬症スピリルム)が感染して引き起こされる病気です。5~14日の潜伏期間後、悪寒、発熱、頭痛、嘔吐、筋肉痛、リンパ節の炎症、全身の発疹を発症します。

施設や設備を破壊する

ネズミは伸びてくる歯を削るために食べ物以外にも物をかじる習性があります。石膏でできた壁や電信配線、ガスホースなどはかじられすいため注意が必要です。内壁に穴を開けられると、新たなネズミの侵入口となります。また、配線やガスホースをかじられると火災発生のリスクが高まるため、必ず防ぐ必要があります。

不快感・風評被害・営業停止処分を招くリスク

ネズミのにおい、排泄物、あるいはネズミ自体が目に付くことで、顧客に不快感を与えることはいうまでもありません。また、このような状況が風評被害を招き、結果的に大きな経済的損失につながる可能性もあります。衛生状況によっては行政による営業停止処分を招くリスクもあります。

クマネズミは粘着シート罠で捕まえる

粘着シート罠のタイプ

クマネズミは非常に警戒心が強く、殺鼠剤や捕鼠剤にかかりにくいねずみです。
ネズミを初めて駆除しようとする場合「まずは殺鼠剤」と思う方が多いのですが、だいたいのケースでうまくいかない結果に陥り勝ちです。

と申しますのも、殺鼠剤は一定期間ネズミに食べさせないと効果がなかったり、食べてくれなかったりで、殺鼠剤の耐性をつけたスーパーラッドを作るに結果になってしまいます。

したがってクマネズミを捕獲するには、粘着シート罠の使用が一番です。

粘着シートの数が重要

粘着シートでネズミを捕獲するときに、一番大切なのが「粘着シート罠の数」です。

粘着シートでネズミが獲れない、はじめは良いけれど捕まらなくなったと嘆く方は、粘着シート罠の数が少ないことが原因であることが多いようです。はじめは「ちょっとやってみた」的に2~3枚置いてみて、1,2匹捕れたあとさっぱりというパターンです。

クマネズミは知能が高く、仲間のネズミが捕まるのを目撃すればすぐに学習してしまうのです。
したがって、学習される前に一度に捕まえるのがコツです。

粘着シートはできるだけたくさんの数を用意しましょう。
できれば50枚~100枚は欲しいところです。

粘着シートの数があればあるだけ成功します。購入資金はかかりますが、最初に捕まえてしまえばあとで苦労しないので結局はお得です。

それに使い切りというわけではなく、ネズミがかかっていない粘着シートは、また繰り返し使えますので勿体ないというわけではありません。

捕まえるときは一斉にバッと捕まえるのがコツです。

粘着シートは設置を忘れた頃にかかる

ネズミ駆除用「粘着シート式罠」の選び方

クマネズミは警戒心が強いので、普段、見慣れないものがあればかなり警戒します。
慣れてしまうまで最低でも2週間は置きっぱなしにしておきたいものです。

もちろん、放置でき場所でのことですが、天井裏や床下や物陰においたものは、設置したのを忘れたくらいのときに掛かることがあります。

クマネズミは警戒心が強くほぼ決まった通路を使います。いつもと違った状態になると極端に警戒しますが、それが続くと馴れてきます。

一度、捕まえたことのある場所は、必ずまたかけておきましょう。
ネズミが好む動線があって、他個体であっても同じ場所で罠にかかるようです。

2~3年前に設置して回収を忘れていた粘着シート罠にかかったことがあります。
床下に放置していたものなので、かなりホコリっぽい環境でしたが、巨大なクマネズミがかかってびっくりでした。

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クマネズミは「いつもと違う」を警戒する

クマネズミは「いつもと違う」を警戒する

臭い・配置・音・物などいつもと違う環境にしないように。

警戒心の強いクマネズミは、行動範囲の中でいつもと違う状態 (家具の位置が変わった、粘着シートや毒エサが置かれている)があると、強く警戒します。

罠や殺鼠剤をしかけるときは「いつもと違う」をなるべく作らないように注意しましょう。

ネズミの嗅覚は鋭く、人間ではわからない臭いも嗅ぎ取ることができます。
罠をしかけるとき、餌を置くとき、殺鼠剤をしかけるとき、どんな場合でもビニール手袋は必須です。

私はマスクもするようにしています。
というか、ネズミがいるところは不潔なので、変なものを吸い込まないように身を守るようにマスクはします。

ネズミではありませんが罠猟をしている猟師さんは、罠をしかけるときはなるべくその場に長居をしないようにすると言います。

そこまでするのかと感心しましたが、ネズミも獣ですので、なるべく手短にささっと作業を終わらせた方が良いのかもしれません。

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警戒心の高いクマネズミ まとめ

クマネズミはかなり手ごわい相手です。

自分では怖くて駆除できない。駆除を試みたけれどどうしても行き詰ってしまってうまくいかない、と、いうのであれば、ねずみ駆除のプロに相談してみましょう。

はじめは数匹だろうと舐めてかかると、そのうち数を増やし、家を破壊するネズミは、なるべく早い段階での駆除をした方が良いですよ。

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出典:クマネズミ / 国立環境研究所 侵入生物DB

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ねずいや

数年に渡りネズミに悩まされ、様々な無駄な労力を使い苦労しながら得たネズミ駆除情報をお伝えいたします。業者に頼んだ数年後再発、その後は屋根に登り、床下に這いつくばり、自力で少しずつ解決していきました。ネズミっちゅう生きもんは甘くみない方がいいですよ...しつこいよ(ボソッ)

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