明けましておめでとうございます!
本年もブログをよろしくお願いいたします。
今年はネズミ年ですね!
新年なので今回は 十二支の話をしたいと思います。
十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」ですが、なぜこの順なのかをご存じでしょうか?
十二支の民話の主人公はネズミ
日本に伝わる民話で説明しているのですが、有名なので子供のころに一度は聞いたことがあるでょう。こんな話です。
「元日の朝、新年の挨拶に私の元に来るように。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、動物の大将にしてやることにするからな。」動物たちは元旦まで準備して待っていたのですが、猫はうっかり日にちを忘れてしまったので、ネズミに聞きました。
ネズミは猫にわざと一日遅れの日を教えてしまいました。元旦当日、牛は自分あ歩くのが遅いので、大晦日の夜から出発しました。牛小屋の天井にいたネズミは、ちゃっかり牛の背中に飛び乗りました。
早めに神様の御殿に着いた牛とネズミは、門の前の前で待っていましたが、門が開いたとたん、ネズミが牛の背中から飛び降り、ちょろちょろ走って一着になってしまいました。その結果、順番が「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」になり、猫は一日遅れで間に合いませんでした。そのせいで猫はネズミを追い掛け回すようになったということです。
と、こんな話でした。
ちゃっかりものでずるいネズミは最後はいじめられるという結果に終わります。
なんとなく十二支の民話の主人公はネズミのように思います。
民話ですので、各地にバリエーションがあって、遅れてきた猫が神様に「顔を洗って出直して来い」と怒られて、以来猫が顔を洗うようになった。猫がお釈迦様の薬を取りに行ったねずみを食べてしまったために十二支に入れてもらえなかった。という話もあるそうです。
世界の十二支
干支は日本以外にもあるのをごぞんじでしょうか。
だいたいはこの2点「猫とネズミが敵対する話」「ネズミが牛に付いていって、一番乗りする話」は盛り込まれているようです。
やっぱりネズミが要の動物なんですね。
ちなみに、世界の十二支は日本の干支とやや異なってます。
世界の十二支は次の通りです。
だいたいは似ていますが、猪の代わりが豚だったり、牛が水牛、兎が猫になっている国もあります。
身近にいる動物になっているようです。
世界の十二支 | 十二支の動物 |
---|---|
日本の干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
中国の干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
台湾の干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
韓国の干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
チベットの干支 | 鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚 |
タイの干支 | 鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚 |
ベトナムの干支 | 鼠、水牛、虎、猫、龍、蛇、馬、山羊、猿、鶏、犬、豚 |
ロシアの干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
モンゴルの干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 鼠、牛、豹、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 |
ベラルーシの干支 | 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚 鼠、牛、虎、猫、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、豚 |
十二支の歴史は古い
そんな十二支ですが、実はかなり歴史が古いのをご存じでしょうか。
日本では「干支」は十二支のみを指すことが多いのですが、本来はちょっと違います。
「干支」は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類)と、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類)の組み合わせを指します。
十二支は十干よりはるかに古い起源を持ちます。
中国最古の王朝殷の甲骨文で十干と組み合わされて日付を記録するのに利用されていました。
十二支が日にちだけではなく、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになったのは中国の戦後時代以降です。
一説にはバビロニアの十二宮が十二支そのものの起源とする説もあるようですよ。
思った以上に古い歴史を持つ十二支。
干支は、現代でも~年生まれ、正午、子午線など、生活の中に溶け込んでいるものとして生きています。
十二支のうた
最後に「十二支のうた」をいくつかご紹介します。
これで順番を覚えたという方も多い懐かしい歌もあるかもしれません。
十二支 まとめ
普段は害獣扱いしているネズミのブログですが、今回は一年の始まりでおめでたい時ですので、こんな干支の中のネズミのお話をしてみました。
それでは本年も皆さまにとりまして、良い一年でありますように。