『新型コロナウイルス』による肺炎の感染が広がっていますね。
呼吸器疾患を引き起こすこのウイルスが武漢の海鮮市場で最初に報告されて以降、毎日、感染者数と死亡者数が増え続けています。
感染者は中国各地で計数百人に上り、ウイルスは遠く米国、台湾、シンガポール、ベトナム、そして日本、各国で感染者が出ています。
運悪く春節で中国人の移動が重なり、今後さらに感染地や感染国は増えていくことが予測されます。
少々、オカルトチックですが、干支のネズミ年にオリンピックイヤーが重なると、疫病や時代が変わる大きな出来事が起きる傾向があるようです。
今年も何かあるかもと噂がありましたが、案の定『新型コロナウイルス』騒ぎが起きてしまいました。
1900年 オリンピック・パリ大会の年はペストが流行し、北米とオーストラリアにもペストが広がった年で、1936年 オリンピック・ベルリン大会はナチス政権下の五輪、我が国は二・二六事件が起こった年でもあります。
やっぱりネズミは災いをもたらすということでしょうか。
新型肺炎は武漢市の「華南海鮮卸売市場」の関係者から多く発症
ネズミは災いをもたらすといえば、まだ確定しているわけではありませんが、コロナウイルスの感染ルートとしてネズミの可能性が考えられています。
野生動物から人に感染?
同じくコロナウイルスが原因だった、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MARS(中東呼吸器症候群)は野生動物からの感染で始まっています。
SARSはハクビシンが疑われ日本で大騒ぎになりましたが、結局はコウモリが感染源でした。このウイルスに感染したコウモリにジャコウネコが接触して感染し、それが食肉として流通して人間への感染源となったと考えられています。
MARSはラクダでした。本来はラクダに寄生していたウイルスが、中東でヒトに感染して各国に広がったようです。韓国でも感染が広がり問題になりました。
そして今回の新型肺炎も、武漢市の「華南海鮮卸売市場」の関係者から多く発症しており、中国の専門家チームは、コロナウイルスは市場で売られていた「タケネズミ」「ヘビ」「アナグマ」などの野生動物から人に感染した可能性があると考えられています。
タケネズミとは
イエネズミとは違って、食用とされているネズミで、栄養価が高く、脂肪とコレステロールが低いそうで、生きたまま取引されることが多いのだとか。
外見は大きくてずんぐりむっくりして一見モルモットにも似ています(そういえば南米ではモルモットも食用にしています)。
タケネズミはその名の通り、タケ、キャッサバ、サトウキビやチャノキなどの根を食べるため、害獣扱いされています。
実は日本でもこのタケネズミはペットとしても某ペットショップで売られていました。値段は99,999,999 円という値段が付けられていました。(?なにこれ?)
ちなみに武漢で食用として売られている生きたタケネズミは500g約1400円です。
タケネズミが大発生したという話も聞きましたので、それとも関係があるかもしれません。
野生の動物との接触は危険
コロナウイルスとは違いますが、エボラ出血熱の感染も野生動物からでした。それだけ野生の動物との接触が危険だということを物が物語っています。
野生動物と接触すると、何がおきるかわからないということで、くれぐれも野生動物との接触は避けたいものです。
野生動物の体内外にいる寄生虫は、多くのウイルスや細菌の天然の宿主(しゅくしゅ)であり、これらの細菌やウイルスの変異は非常に速く、リスクを予測しにくいのが実情です。
家の中の野生動物「ネズミ」
日本で普通の生活をしていれば野生動物と出会うこともないと思いがちです。
ところが、日常生活で野生動物に接する機会があります。
望んでいるわけではないのに、向こうから勝手に近づいてきて、思わぬ病原菌やウイルスをばら撒いたりすることもあります。
そう、イエネズミです。
日本中どこでも都会に住んでいても新築の家だとしても安心はできません。
一般家屋にやってくるのはほとんどが「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類のことをイエネズミと言います。
これらのネズミもまた数多くの病原菌やウイルスを持っています。
「走る病原菌」と言われているネズミ。
そんな病原菌の塊が、知らず知らずの間に、私たちの家の中の中を走り回り、病原菌の塊である糞尿をまきちちゃっかり住み着いていることもありますので注意しなくてはなりません。
ネズミは本当に色々な病気をもたらす動物なので、天井をトトトトッと駆ける音がしたり(いわゆる天井の運動会)、物が齧られたあとがあったり、疑わしい物音がしたら、できるだけ早めに駆除しましょう。
ネズミを捕まえるには、罠か殺鼠剤を用いますが、慣れていない方は粘着シート罠を使うことをおすすめします。
粘着シート罠はネズミがかかった後で捨てる際に楽です。そのままパタンと真ん中から折って燃えるゴミとして捨てられます。
そして何よりも一番大切なことは、侵入口を塞ぐこと。
侵入口は一つとは限らないので、全て見つけるのはなかなか大変。
自分ではできない、早く解決したいという方は、プロのネズミ駆除業者にお任せするのをおすすめいたします。
出典
国家病原微生物资源库公布首株新型冠状病毒电镜照片_抗疫_澎湃新闻-The Paper
国際ニュース:AFPBB News