ネズミとハクビシンの持ちつ持たれつの関係

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ネズミとハクビシンの持ちつ持たれつの関係ネズミとハクビシン

つい先日の小雨が降り始めた晩のことです。
突然うちの裏でどたどたとうるさい音がし出しました。

また野良猫が屋根の上によじ登ろうとしてるのかなと、そのまま無視していました。

ところが、5分経っても10分経っても騒がしさは納まりません。
いったい何が起こってるのか?
懐中電灯を片手に確認しに行きました。

懐中電灯で照らされたものは・・・

なんとハクビシンです!

1匹のハクビシンが塀とブロック塀の間で暴れている姿が、懐中電灯に浮かびました!

「またやっかいな・・・」

襲われたら大けがするだろうし、狂犬病とかコロナウイルスとか変な病気を持ってたら嫌だし、保健所に電話? 今はコロナ騒ぎで保健所は大変だろうし、、、、
こういうときって一瞬で頭の中にいろいろなことが思い浮かぶものです。

とりあえず、そのままおそるおそる2mほどの距離を持って観察していました。
それにしても、懐中電灯の光を見ても逃げないで、なぜ暴れているのだろう?

ハクビシンの足もとを照らすと、ある物体が表れてきました。
それは・・・・

昨年、私が放置したままのネズミ捕りの籠罠でした。

籠罠をよく見るとネズミのしっぽがにょろーんと飛び出しています。

その籠罠の中のネズミをハクビシンが取ろうとしているようです。
ハクビシン、木の実が好きなんだと思ってましたが、やっぱりネズミも食べるんですね・・・・

一瞬、ハクビシンが籠罠にかかったのかと心配しましたが、そうではなかったようです。ハクビシンだったら素人レベルでは罠から取り外すことができませんので、ホッと胸をなでおろしました。

しばらくするとハクビシンは体制を変え、諦めてどこかに去っていきました。
良かったです、ハクビシンが罠にかかってなくて!
もしハクビシンだったらお手上げになるところでした。

確かにここはうちの家の周りでヒット率の一番高い「ネズミ銀座」と名付けているネズミの通り道なのです。人が通らない狭い空間はネズミの好む獣道となります。
家の外だし、人目が付かない空間なので、いつも罠を置きっぱなしにしています。

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人が通らない狭い空間はネズミの好む獣道となります

ネズミとハクビシンにダブルショック

築100年だった隣の家は壊されて、今現在は新築工事の真っ最中、毎日工事の音で騒がしいので、正直もうネズミはどこかに去ったのであろうと、はかない希望を持っていました。

隣家が壊されてからはうちのネズミの運動会は開催されてませんし、うちの猫もまったく反応なしなので。そんな状態でずっとネズミの気配はなかったのです。
ですが、この事件によって淡い期待は打ち砕かれてしまいました。

やっぱり、家の外にはネズミはうろついているんだ・・・・

エサはキャットフードと麦をアミ袋に入れて引っ掛けてそのまま入れっぱなしでした。もう半年も経っているのでなんの効力もないと思うのですが、ねずみさん普通に籠罠に入ったようです・・・。

ほんとネズミの件でもショックです。

ネズミとハクビシンの関係

我が家は東京23区の住宅街ですが、ハクビシン自体はこの辺ではあまり珍しくありません。
夜になると普通にうろうろしているのを見かけますし、庭の果実が被害にあったりもしています。

現に10年以上前のことですが、我が家の天井裏にもハクビシンが住んでいたことがありまして、害獣駆除業者に捕獲をお願いしたことがあります。

そのとき聞いたのですが、ハクビシンはネズミは獲物です。
ハクビシンは獲物であるネズミを追って、屋根の隙間を見つけて天井裏に入り込みます。そしてそこの居心地が良ければそこで営巣し繁殖するそうです。

だから案外、ネズミとハクビシンはセットなんです。
ネズミの音かな?と思っていたらハクビシンだったなんてことも良くききます。

ネズミの天敵はハクビシンなので、先にネズミが住み着いていた天井裏にハクビシンがやってきてネズミが去っていく(食べてしまう?)ということもあります。
うちはそうでした。ハクビシンの足音がしだしたら、蜘蛛の子を散らすようにネズミが逃げて行った音がしたことがあります。

ハクビシンが住み着くとそこに溜め糞をします。
不衛生という点でも困りますが、天井裏などにされると、天井板が腐って重みでそのまま落ちてくることさえあります。
なのでやはりハクビシンも害獣として扱われます。
(ただ完全な野生動物か帰化動物かははっきり決着がついていないのが現状です)

ハクビシンは植物寄りの雑食ですが、果実の種子が好物です。
種子なので糞としてします。種子なので腐らずに天井裏などのため糞場所に残ります。

そしてやがてまたそこにネズミがやってきてハクビシンの糞の中の種子を食べるのです。
ネズミは果実の種子は好きですからね!
ネズミのいるところにハクビシンあり、ハクビシンのいるところにネズミありというわけです。

ネズミもハクビシンも駆除

やっぱりネズミもハクビシンもどちらも駆除しなくては、エンドレスで問題は解決しません。

ハクビシンは素人は絶対に手を出してはいけません。
近頃話題のコロナウイルスもそうですが、野生動物は怖いですからね。
コロナウイルスである「SARS」でハクビシンが疑われました。結局、コウモリが原因だったそうですが、野生動物はどんな病気を持っているかわかりません。

致死率100%の狂犬病を持っている可能性も否定できません。
もしネズミやハクビシンが家に住み着いていたら、必ず駆除業者にお任せすべきです。

害獣駆除業者はだいたいネズミとハクビシンはどちらも扱っているので、聞いてみると良いでしょう。
その際は複数社の見積もりを出してもらって決めることをおすすめいたします。

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