新宿は古くから宿場町として栄えてきた街で、渋谷・池袋と並ぶ3大副都心の一つです。
新宿駅東口(新宿三丁目)を中心とした繁華街の規模は東京最大級。
加えて超高層ビルが林立し東京有数のビジネス街、「思い出横丁」「新宿ゴールデン街」のような戦後の闇市から発展した古くからある店舗も並びます。
一方、高田馬場、早稲田といった学生の街の面も持ち、人が多く住む地域も抱えている人口の多い区域です。
このように多様性のある街が新宿なのです。
そんな新宿でのネズミ被害は多く、街の性質から駆除が困難なため問題となっています。
新宿は集合住宅でのネズミ被害が多い
新宿は古くからある街、再開発は進んでいますがまだまだ古いビルや他建物が多いようです。したがってそれら老朽化した建物がネズミに好まれる環境を作り、ネズミ被害が発生しがちです。
また新宿は人口も多く、都心部であるため一軒家は少ない傾向があります。したがってネズミの被害も、一軒家ではなくアパートやマンションなどの集合住宅や飲食店などのテナントビルに多く発生している傾向があります。
老朽化した建物は経年劣化で隙間や亀裂が生じやすく、そこからネズミが侵入し被害を増やしてしまうのです。
新宿で闊歩するネズミ
新宿区は飲食店も多く、中で老朽化した店舗でのネズミ被害も深刻です。
食べ物が豊富にあり、巣を作りやすい隙間があり、建物が密集していて、配管を伝って建物内を自由に移動できる。
まさに繁華街の飲食店はネズミ天国と言えるでしょう。
特に夜、新宿を歩いていると堂々と人目を気にせずにネズミがウロチョロしているのを目撃します。
しかも大きなサイズ!とある飲食店でお客が美味しそうに物を食べている足元をみると、子猫のようなネズミがいたことがあります。
ネズミも人慣れしていて、人がいるのに足もとに出てきて、落とした食べ物くずを拾いにきているようでした。
新宿のネズミは有名で栄養が良いためかゴキブリはどれも超巨大。体長30センチ級のネズミががゾロゾロいるという話も聞きます。
新宿で闊歩するネズミ
そんな新宿でのネズミ駆除をどうすべきか。
正直これは難題です。
雑居ビルから雑居ビルにいともたやすく移動できますので、建物が密集している地域では、地区が一斉に対処しないと根本的な解決には至りません。
また再開発をしていることもあって、その地区に住んでいたネズミが別の地区に移動することもあります。
繁華街はゴミを外に放置し、ルールがでたらめでカラスが食い荒らすのでは、ネズミにエサをやっているようなものです。ゴミ出しはキチンと朝に出したいのですが、営業が夜の場合、なかなか朝に出しにくい状況があるようです。
集合住宅や飲食店などのテナントビルの場合、少しでもネズミの侵入を防ぐことが必須です。
ネズミ駆除の方法
ネズミの駆除方法としては、罠で捕まえる、殺鼠剤(毒餌)を食べさせる、追い出すといった方法があります。
粘着シート罠
一般的に手軽い用いられる方法は、粘着シート罠です。
ホームセンターやドラッグストアで手に入りやすく、捕ったあとの処理も楽です。パタンと二枚に畳んで燃えるゴミとして出すだけです。
またねずみの身体にはノミやダニが寄生していて、ネズミが死んで宿主を失うと、新しい宿主を探して周囲に広がりますが、粘着シートはそれを食い止めやすくなります(完全ではないと思いますが)。
殺鼠剤
別の方法としては殺鼠剤があります。
毒餌をネズミに食べさせて死に至らしめるものです。
これもホームセンターやドラッグストアで入手できます。
簡単に買えて死骸を見たくない人が手にしやすいものです。
ですが!実は駆除は難しいので素人が手をだすものではないと思っています。
- ある一定の期間、休みなく食べさせないと効果がない蓄積毒。
- 1回で殺せるけれどなかなか食べない即効性の毒。
どちらもネズミに食べさせ死に至らしめるまでには根気とコツが要ります。
さらに 毒を食べさせてもネズミがどこで死ぬかわからないのも問題です。知らない間に壁の中で死なれて、壁を壊す工事になってしまった事態にならないようにしたいものです。
追い出す
追い出すものとして、ねずみが嫌いな臭いのものを使う方法。
ねずみはハッカやミントの臭いを嫌いますので、市販のネズミ忌避剤やネズミ用バルサンにはそれらの臭いが使われていることが多いです。
火事の臭いもきらいなため、よく似たクレオゾールを用いたグッズもあります。身近にあるもとのしては正露丸の臭いも嫌いです。
他は超音波を出す機械、超音波ねずみ駆除器があります。
ただ、追い出すグッズは一過性なので、追い出してから急いで侵入口を塞ぐことが大切です。
また、追い出しグッズを使ってネズミを慌てさせ、粘着シート罠にくっつかせる作戦もありです。
ネズミ駆除できない方はプロの手を借りよう
数が多い場合は繁殖している率も高く、イタチごっこになる可能性があり駆除は困難です。
子ネズミがいるのであれば、素人が駆除しきれるのかは疑問です。
クマネズミは繁殖能力が高く、生後90日で繁殖を始め、1頭から一度に約6頭の子ネズミを出産します。 これを年間に約5~6回繰り返します。
数が多いと、イタチごっこになってしまうため、どうしても自分ではできない、あるいはやってみたけれど成果が上がらないという場合は、ネズミ駆除の専門業者への依頼をおすすめいたします。
一般的に、ネズミ駆除業者を選ぶ際は、何社かに見積もりをとってその中から選ぶのがおすすめです。
ネズミ駆除行業者を選ぶポイント
はじめの段階で低価格の見積もりでもあとで追加追加で膨れ上がってしまうケースがあること。
おすすめなのは、見積もり価格から追加料金がない業者を選ぶことです。
さらに保証をちゃんとしてもらえるかということ。
相手は生き物ですので、その時に駆除できたと思っていても、あとになって再度入られるということもあります。
ネズミ駆除業者は保証期間を設けていますので、期間や条件などはしっかりと質問して、答えてもらいましょう。