ネズミの糞尿は駆除の手がかり

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ネズミの糞尿は駆除の手がかりネズミの糞尿

ネズミの気配はよっぽど気を付けていないと気が付かないものです。
チューチュー良くなくイメージのネズミですが 実際は違って、罠に捕まったときや、ケンカをしたときでないとまず鳴かないし、天井裏でどたばた音をたてたりすればわかりやすいのですが、食料品を食い荒らされてたりしてはじめてネズミの存在に気が付く人も多いのではないでしょうか。

ネズミの存在を記すきっかけになるものラットサインの一つとして「ネズミの糞」があります。

ネズミの糞はいろいろな手がかりを秘めていますので、不潔ですぐ掃除をしたくなるのはやまやまですが、その前によく観察してみましょう。

とはいえ、ネズミの糞はきわめて不潔、病原菌の塊ですので絶対に素手では触らないこと!
これは必ず守ってください。

とはいえ、ネズミの糞はきわめて不潔、病原菌の塊ですので絶対に素手では触らないこと!

ラットサイン
ネズミの糞、ネズミの通り道についている煤のような灰色の汚れ、ネズミの毛、ネズミの足跡など、ネズミの存在を表すもの。ラットサインを手掛かりにして駆除をするため、ラットサインの発見はとても重要。

ネズミの糞尿が意味するもの

不潔極まりないネズミの糞尿ですが、掃除の前にちょっと観察してみてください。
病原菌をたくさん含んでいるであろう害獣の糞を見ろというのは、もちろんこのブログが駆除を目的とするブログだからです。

糞をみつけたら写真に撮ることが大切です。
糞を掃除してしまったあとでは、どんな大きさでどんな形だったかなんて思い出せませんから。

糞だけではなく、天井裏や床下でもなんでも気になる場所を写真に撮っておくと、あとで見返したときに新しい発見があるものです。
特に気軽にチェックしにくい床下や天井裏などの空間は、忘れずに写しておきましょう。

糞をみつけたら写真に撮ることが大切です。

ネズミの糞

ネズミの糞を見たことがない人は、その物体は何の糞なのか検討が付かないかと思います。ネズミの糞であることがわかったとしてもいったい何ネズミなのか見当もつかないということが多いものです。

ネズミの種類が特定できれば駆除に役立ちますので、ネズミの種類を知ることはとても大切です。

ネズミの種類ごとの違い

種類
ドブネズミ10mm~20mm程度のまとまって太い糞。
あずきから大豆の大きさ
丸みを帯びた糞がどれも同じような形をしているのが特徴。
植え込み、壁際などの野外に落ちていることも。
ドブネズミ
クマネズミ6mm~10mm程度で、細長く不揃いの糞。
小さいあずきから大豆の大きさ。
動き回りながらフンをするので散らばっている。
生息環境である天井裏や壁の中などで見つかること多し。
クマネズミ
ハツカネズミ黒い米粒のような小さく先がとがっている糞。
ゴマ粒程の大きさ。
ハツカネズミの糞はかび臭い、プロは臭いでハツカネズミとわかるそうです。
ハツカネズミ
大きさ

大きさですがもちろんネズミの個体によって糞の大きさは違います。
小さい個体からは小さい糞、大きい個体からは大きな糞が出ます。
なので、見つかった糞の大きさでネズミの大きさを知ることができます。

大きな糞をするようなネズミは、長年の経験を積んだスキルの高いネズミです。特にクマネズミはかなり頭脳が高く、一説には犬ほどの知識があるとも言われていますので、大きな糞が見つかったなら駆除はちょっとてごわいかもしれません。

一方小さな糞だったら、経験が浅いネズミなのでよく罠にかかりますので、比較的捕えやすいようです。
ただ、小さい糞があるということは、そこで繁殖をしている可能性が高いので、ご一家様ということになります。

ネズミは1匹だけではなく番で行動していることが多いので、できるだけたくさんの罠を一度に使って一度に捕えるのがコツです。

たくさん糞があったなら、たくさんネズミが住んでいるということです。ボス格の雄一匹と、それを取り巻くメス複数匹、そしてその子供達というグループを形成すると聞いたことがあります。

そうなると十数匹から数十匹の団体さんお泊りということに・・・・

糞の鮮度

注目したいのが糞の鮮度です。

古い糞はそのままなくなるわけではなく、土の上でないかぎりそこにあり続けます。
粉塵になる糞もありますが、家の中の湿気のないところだとそのまま残っています。

古い糞は灰色で艶がなく、いかにも水分がない印象ですが、新しい糞は黒くて艶があります。

もし古い糞と一緒に新しい糞があったなら、ずっと何年もそこに住み続けているという可能性が高いと言えます。

ネズミの尿

クマネズミは走りながら尿をする習性があります。
尿の跡をたどるとネズミの行動が読むことができます。

もちろん肉眼で見ることはできないので、そういうときはブラックライトを当てると尿が光ります。

古い尿は黄色く、新しい尿は紫に光ります。
と、言うので、私もブラックライトを買って見てみたのですが正直わかりません。黄色はわかるのでですが・・・
単に新しい尿がなかっただけなのでしょうか?

ネズミのニオイ

ときにネズミがいるとニオイを感じ取ることがあります。
これはネズミの尿のニオイです。それほど臭いということです。

私は特に鼻が良いというわけではありませんが、家にネズミが出たときはニオイでわかります。性能はほぼ100%です。ふとした瞬間に「あれ?」と気づくと、その数日後までにネズミのガサゴソ音がし出しますので。

相当数のネズミが徘徊する環境だと、動物園のようなにおいになります。うちの家の外の細い隙間をネズミが通り道にしていたとき、本当に動物園のようなにおいになったことがあります。

家の中にネズミは住み着いていると、嫌なことに家がネズミのニオイになることがあるそうですよ。

ハツカネズミは独特のかび臭いニオイをするということなので、ネズミがいてかび臭いニオイがしたらハツカネズミがいるのかもしれません。

ネズミの糞尿の掃除の仕方

ネズミの糞を見つけたら、掃除をしますよね。

「わ~、大変だ、汚い!気持ち悪い!すぐ掃除しなくちゃ」
と、掃除機を取り出してバッと吸ってハイ終わり。
そんなことしてませんか?

でもちょっと待ってください。
その掃除法はあまりよくありません。

ではどんな掃除の仕方が良いのでしょうか。
正しいネズミの糞の掃除の仕方をご説明していきます。

ネズミの糞を見つけたときの手順

1.ネズミの糞を見つけたら写真やメモをとって記録しておく

ネズミの糞を見つけたら写真やメモをとって記録しておく

もしかすると後々その糞が何かの手掛かりになるかもしれませんので、まずは記録として写真に撮っておきましょう。

ネズミ駆除業者さんに頼んだ場合、この糞はとっても重要な情報になるかもしれないので、写真に収めた方が良いということです。

2.身支度をする

身支度をする

それから掃除に取り掛かります。

その場合、絶対に守っていただきたいのは、ゴム手袋、なければビニール袋などを利用して処理するということ。

ネズミの糞尿は素手で触るのは絶対にやめてください!
私は素手でネズミの糞の掃除をして化膿して腫れてしまったことがありますが、もっと命にかかわる重大な病気も持っていることがありますから素手は自殺行為です。

そして面倒でもマスクやゴーグルもした方が良いです。

ネズミの糞は乾くと粉のようになります。ダニやばい菌入りの粉ですので、吸わないように、面倒でも必ずマスクやゴーグルは着用するように気を付けましょう。

大量のネズミの糞を処理したなら、服にも付着している可能性がありますので、その服は洗濯機に放り込んで、シャワーを浴びると安心です。

掃除機はNG

室内でネズミの糞を見つけたら掃除機で吸い取りたくなりますよね。
でもこれは良くないのです。ネズミの糞は掃除機で吸うのはNGです。

花粉対策であるような窓を締めたまま掃除できる性能の良い掃除機なら良いのかもしれませんが、普通のレベルの掃除機で糞を吸うと、糞の粉を部屋中に散らばしてしまう可能性が高いからです。

ネズミの糞は掃除機で吸うのはNGです

除菌できるもので拭く

なので、糞を見つけたときの正しい方法としては、湿らせた布やティッシュで拭きとる方が良いです。

さらに家にある除菌できるもので拭けば安心です。
アルコールやエタノールなどの消毒液、台所・風呂・トイレなどで使うような除菌スプレー、除菌シート、酵素系漂白剤を薄めて使うなど、除菌できるようなものならなんでもOK。

糞が落ちていた付近を殺虫スプレーを噴射しておくと、ダニに襲われなくてよいのでおすすめです。糞尿にもダニはたくさん住んでいますので。
ダニ用、ゴキブリ用、ハエ用など家にあるもので良いです。

これはネズミの死骸の処理にも有効です。
なぜならネズミが死んだあとは、ネズミの身体に付いていたきダニやノミなどの寄生虫が新たな宿主を見つけるために、こっちに向かって移動してくるからです。

ネズミにたかってたイエダニに刺されると10日間ちかく 猛烈な痒みで苦しみます。人によってアナフィラキシーショックになる可能性もあります。

一時的にダニ用のバルサンを焚けばその時はいなくなりますが、発生源であるネズミを家から駆除しなければまた糞をされますので、ずっとダニに苦しむことになります。

除菌できるもので拭く

糞を放置すると・・・・

家の天井裏や、床下、壁の中など、ネズミは人間が日ごろ見ないところに限って住んでいるものですから、当然糞も人目につかないところにあったりします。

この掃除できない場所の糞がとっても厄介です。

糞が 自然に消滅することってあるのでしょうか? 何十年か後にはどうなってるのか知りませんが、そう簡単に消えてなくなることはないようです。

実は我が家は、解体でもしない限り絶対に掃除できないような隙間に糞を放置したままのものがあるのですが、ネズミの糞は掃除をしないとそのままその場所にあり続けるみたいです。

そうなんです。嫌なことにそのまま放置してもその糞は風化するわけではないのですね。
流しの下の排水と繋がってる空間は、大工事しないどうにもならないんです・・・

ただ、土に触れていればなんでも分解してくれますので、床下に糞があっても昔ながらの床下が土の布基礎の場合なら、ある程度は土が分解してくれるかも(?)しれませんが。

この掃除できない場所の糞がとっても厄介です。

ネズミの糞尿 まとめ

今回はネズミの糞の掃除の仕方をお話しました。
糞を見つけたら決して素手で触れることのないように適切に処理をしましょう。

  1. 写真に撮ったり、メモで記録を残す
  2. 掃除機は使わず拭き掃除
  3. 消毒をする
  4. 糞尿に触れてしまったら石鹸でよく洗い、心配ならアルコール除菌

なお、ネズミの糞尿は放置すると動物園のようなにおいになります。

ネズミ駆除業者はネズミが住み着いている家はニオイでわかるといいます。
そうならないように、なるべく早くにネズミ駆除業者に相談することが大切です。

 

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ネズミ駆除業者に相談

ネズミの糞尿を見つけたら、ネズミ駆除業者に相談して指示を仰ぎましょう。下手にいじるとネズミの行動が読めなくなることがあるので、まずは相談してみるのが良いかと思います。

ねずみ110番は無料相談窓口があります。電話でもできますが、込んでいて繋がらないことも多いので、ネットからの問い合わせの方が良いです。

フォームメールでネズミの糞の写真を添付して相談することができますので伝えやすいのでおすすめです。
相談は無料なのでとりあえず相談だけでもしてみると良いでしょう。

 

今回はネズミの糞尿は駆除の手掛かりになるというお話でした。
次回は掃除の仕方について説明いたします。