我が家は築20年の木造平屋一戸建てです。
屋根は日本瓦で、たまに割れたりずれたりして知らない間に雨漏りがすることが何回かありました。
壁にシミができたり雫が落ちたりすれば気が付きますが、ちょうど壁の間に水が落ちていたようで、長年まったく気が付かないで過ごしていたこともあって、そこは木が腐っていて空洞ができてるのかもしれません。
ただでさえも壁の中を通行路にしているネズミですから、雨漏り箇所は恰好の通り道として利用していたもようです。
今回は雨漏りがネズミはおろかシロアリまで呼び寄せてしまうという話をしたいと思います。
雨漏りのシミ?ネズミなど害獣のおしっこ?
天井や壁にシミができてたのを発見したとします。
それが何が原因でできたシミなのかわかりますか?
これが結構わからないんですよ。
シミの原因
シミの原因になるものは雨漏りの他、ネズミ・ハクビシン・アライグマの尿、排水管や給水管の欠損、結露などいろいろ考えられますし、水は伝うのでシミとはちょっと離れた箇所に問題が発生していることだって考えれます。
もちろん大雨の時にぽたぽた音がしたり、雫が落ちてきたたら雨漏り決定ですけど。
ちなみにこの写真のように電気の配線がある場所に水があるなんてぞっとします。
分らなければ業者を
もし何のシミかわからなくて、屋根の上に登ることができなかったり、屋根裏に上がることができなければ、あぶないので雨漏り診断士さんにお願いしてくださいね。
雨漏りはわずかなシーリングの亀裂が原因だったり、本当にわずかなことが原因になることがあるので、そういうのは素人では全然わかりませんし。
外壁の塗装の剥げや壁紙が剥がれに注意
また、外壁の塗装が剥げていてそれが雨漏りの原因になることもあります。
最近、部屋がかび臭かったり、壁紙が剥がれていたら怪しいです。
そうなると外壁の塗り直しが必要になります。
雨漏り箇所はネズミに入られやすい
我が家はいままでネズミの侵入口を複数箇所を塞ぎましたが、その中の3か所の侵入口は雨漏り箇所と見事に合致するので、雨漏り箇所とネズミの侵入口は関係するのではないかと思います。
うちの場合その場所はぜんぶ瓦の問題です。
長年使っている間に瓦が割れてしまったりずれてしまうことがあってそこから侵入されていました。
屋根屋さんの話では、瓦が劣化して亀裂ができ、その亀裂に水が入って冬に凍結して割れてしまったのではないかということです。
ネズミの侵入口になりやすい
雨漏りをすると建物が傷み、隙間が空きます。
その隙間をネズミが喜んで利用するようです。
どうも雨漏りとネズミの侵入口はセットのようなので、もし雨でシミができたり、ポトポト音がするようでしたら放置は厳禁です。
クマネズミにも目を付けられます
よく雨漏りすると水が好きなドブネズミが来るという人もいますが、ドブネズミだけではありません。
屋根の何らかの隙間が原因なら、クマネズミが喜んで見つけます。
現に我が家はクマネズミに隙間を発見されてしまいましたので。
雨漏りで漏電の心配
雨漏りで怖いのは漏電の心配があることです。
電気コードを齧って漏電
もしネズミにすでに入られているのでしたら、知らず知らずの間に電気コードを齧っている可能性は否定できません。
何しろげっ歯目のネズミは一生歯が伸び続けるため、何かを齧る性質があります。
実際、電気コードを齧って漏電になる話はあります。
家で漏電でボヤ騒ぎがあった
その昔、私が子供の頃住んでた家で漏電でボヤ騒ぎを起こしたことがあります。
どうも煙臭くて天井を見上げると薄っすら煙が漂っていたことが。
消防の方が天井裏に入って確認していただいたところ、やはりネズミが原因でした。
幸いそれ以上は何も起こらず無事だったのですが、ネズミが元で火事にならなくて本当に本当に良かったです。
雨漏りで本当に怖いのはシロアリ
ネズミくらいならまだカワイイもので、シロアリが来たら本当にそれこそ怖いです。
シロアリの原因は、風呂やトイレやなどの水回りの漏れもありますが、なんと80%は雨漏りが原因と言われています。
シロアリ対策は雨漏りを発生させないことが大切
なので雨漏りがある住宅は絶対に雨漏り箇所を突き止めなければなりません。
もっと確実なのは、雨漏りを発生させないことです。
地震で倒壊した建物の多くがシロアリがいた建物であると言われています。
実は気が付かないだけで、建物には知らず知らずのうちにシロアリが入り込んでいたというケースが多いようですよ。
シロアリが巣くうと雨漏りだけの修理とはいかず、大規模なリフォームになってしまうことがあるので本当に怖い話です。
GWあたりの羽アリは要注意
ちなみに地域で時期の差がありますが、関東でGWあたりに「くびれのない寸胴な羽アリ」が発生したらシロアリがやってきた目安だそうです。
あとは基礎や床下に蟻道(ぎどう)と呼ばれるシロアリの道が付いていたら、それもシロアリ確定ということなので、雨漏りがあってもなくても万が一に備えてこれは覚えておいて良いかと思います。
蟻道のチェック
年1度は床下を確認して、ネズミのチェックと共にシロアリの蟻道のチェックもしておきましょう。
床下に入らずとも、床下収納や押入れから床下を確認のために開けるところがあるはずなので、そこを開けてカメラで何枚か写真を撮るだけでいろんなことがわかります。
雨漏り まとめ
以上、雨漏りは早期発見、予防が何よりも大切、放置はそれこそ自殺行為というがおわかりいただけたと思います。
これを読んでいる方で心あたりがある方はなるべく早めに対処した方が良いですよ。