1匹くらい天井を走ってたっていいじゃないの。
捕まえるのはかわいそうだし、大変だし、業者に頼むほどではないよ。
ねずみくらい放っておけばそのうちどこかにいなくなってくれるでしょ。
たぶん、そんな方は多いかと思います。
実はかつて私がそうでした。
ネズミを放置した結果、どうなったかというと・・・・
ネズミの恐怖:ネズミを放置していた我が家のてん末
もちろん、ネズミは自らの意思でいなくなってはくれませんでした。
それどころか子孫繁栄、うちの天井を産室にしてましたし、床下も壁の中も走り回る状態になりました。
やっとあげた重い腰
やがて居住スペースにもチョロチョロしだして・・・
そこでやっと「なんとかしなくちゃ」という重い重い腰を上げたのでした。
小さな侵略者たち
その時点で毎日家のどこかでネズミの音が聞こえる状態で、ネズミは我が家を侵略しつつありました。
対策は早い方が楽
草むしりは生え始めの小さなときに対処した方が楽でしょ?
ネズミ駆除も気配がした時点で何か対策をした方が断然楽だし、なんたって安上がりですよね、もちろん。
では、どうしてネズミを駆除しなければならないのでしょうか。
ネズミの恐怖1:ネズミ算の怖さ
まずネズミ算の恐ろしさからお話したいと思います。
ネズミ1匹を捕まえる大切さ
1匹のクマネズミを捕まえたときふと思ったことがあります。
「ネズミ1匹くらい捕まえたってたくさんいるんだもの、意味あるのかな?」
それが大ありだったのですよ~~。
驚きの数字が出ました
ネズミ算で単純に計算していくと1年で恐ろしい数になる結果に・・・・
数字だけ見たら、びっくりするくらい恐ろしい数になることが判明しました。
本当に?これ合ってます?
(注:数学は苦手なので間違ってたらどうぞご指摘ください・・・)
出産の回数 | 生まれた数 | 親の数 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
出産前の数 | 2匹 | 2匹 | ||
1回目の出産後の数 | 10匹 | + | 2匹 | 12匹 |
2回目の出産後の数 | 60匹 | + | 12匹 | 72匹 |
3回目の出産後の数 | 360匹 | + | 72匹 | 432匹 |
4回目の出産後の数 | 2160匹 | + | 432匹 | 2592匹 |
5回目の出産後の数 | 12960匹 | + | 2592匹 | 15552匹 |
6回目の出産後の数 | 77760匹 | + | 15552匹 | 93312匹 |
7回目の出産後の数 | 466560匹 | + | 93312匹 | 559872匹 |
もちろん、こうはなりませけど
縄張り争いがありますので同じ場所にこの数が住むことはありませんし、天敵に襲われたり、怪我や病気やなんらかのことが原因で数を減らしますので。
でもかなり恐ろしい数でしょ?
※この動画は12匹で、親の数を含めない計算のようです。
ネズミの恐怖2:ノミやダニ
イエダニは、ネズミに寄生し、吸血しているダニです。
ネズミはノミやダニをばらまく
ネズミはノミやダニを身体にくっつけながら、家のあちこちを走り回ります。
寄生主のネズミが死ぬと、新たな寄生先を求めて人を吸血します。
猛烈に痒い痒い痒い痒い
これがまた猛烈に痒くて皮膚炎を発症します。
皮膚科に行ったら「ネズミ飼ってない?」と図星をいただきました。
アナフィラキシーショック
私はお腹をやられましたが太ももも狙われやすいと言われています。
季節は梅雨時から夏が終わるまでが多いようです。
下手したら、アナフィラキシーショックをおこすケースもあります。
ノミダニは続くよどこまでも
バルサン? やりましたが一時しのぎでした。
ネズミが居なくならないかぎりノミやダニの恐怖は続くと思って良いです。
ネズミの恐怖3:ネズミがもたらす怖い病気
さて、ここからが本当のネズミの怖さです。
ネズミは動く病原菌
なんたって「動く病原菌」と、言われているネズミです。
病気の種類はたくさんあります。
感染ルートはいろいろ
ネズミもそうですが、糞や尿にも病原菌が含まれていたり、ネズミに寄生しているダニなどを通じて人間に怖い病気を感染させることもあります。
病名 | 潜伏期間 | 原因 | 致死率 | 治療法 |
---|---|---|---|---|
ハンタウイルス肺症候群 | 10〜30日 | ハンタウイルス | 37~50% | 対症療法 |
レプトスピラ症 (ワイル病) | レプストスピラ菌 | 5~40% | 抗生物質の投与 | |
ペスト | ペスト菌 | 15%以上 | 抗菌薬、抗生物質の投与 | |
腎症候性出血熱 | ハンタウイルス、ソウルウイルス・ドブラバウイルスなど | 10% | 対症療法(人工透析など) | |
鼠咬症 | 3〜5日 | モニリホルム連鎖桿菌 鼠咬症スピリルム | 抗生物質の投与 | |
ツツガムシ病 | ツツガ虫リケッチア | ツツガ虫リケッチア | 抗菌薬の投与 | |
E型肝炎 | 15~60日間 | 対症療法 | ||
腸チフス | チフス菌 (サルモネラ菌の一種) | 抗菌剤の投与 | ||
パラチフス | 抗菌剤、抗生物質の投与 | |||
サルモネラ症(食中毒) | サルモネラ菌 | 抗生物質の投与 |
ネズミの恐怖4:火事
子供の頃なのでうん十年のことですが、実は我が家はボヤを出したことがあります。
ボヤをおこした我が家の経験
真夜中、嗅いだことのない焦げ臭いいや~なニオイがして、原因を探してもどこにも見当たらないのです。
消防車を呼ぶ
そのうち、蛍光灯の傘のまわりを見ると白いものがかすんできて、たぶんこれは煙だろうということで、消防車を呼びました。
真夜中の2時くらいでしたので「サイレンは鳴らさずにこっそり来て」とお願いしたのに、やはりけたたましいサイレンを鳴らしながら、消防服の方々がおいでになりました。
煙の出どころは・・・・
どこにも見つからなかった原因を探していただきまして、突き止めたのが「天井裏の電線」。
なんと電線をネズミがかじったのです!
危うく火事になるところでした。こわいこわい。
幸い我が家は大事には至りませんでしたが、ネズミは火事の原因になることは未だに多いので、天井で運動会をしても放置は禁物です。
天井のネズミを放置するのはとっても危険、何等かの対策はしておきましょう。
ネズミの糞に触らぬように
ネズミの糞は怖い黴菌と病原菌とウイルスをこねてお団子にして置いてあると思って間違いないでしょう。
糞や尿は絶対に触ってはいけません!!
使い捨てのビニール手袋は二重に
糞を処理するときは使い捨てのビニール手袋は必須です。
できれば破れても良いように二重にした方が間違いないです。
私はうっかり手袋が破れてるのに気付かずに、真っ黒なラットサインを触ってしまって、爪の周りから黴菌が入りひどく腫らしたことがあります。
油断禁物
もっと怖い怖い病気もありますので、駆除作業中は注意を怠らないようにしましょう。
ネズミの恐怖 まとめ
以上、ネズミは本当に怖いやつだというのがお分かりいただけたと思います。
ネズミは可愛い、でもこの可愛さもネズミの作戦のうちで、可哀そうに思う人間の心を操って駆除させまいとしてるのかもしれませんよ。
絶対に放置しないでくださいね。
恐ろしいことになりますので・・・・。